’12年・上野「不忍池」ハス開花状況【4】/8月11日/2012年
上野「不忍池」のハスもお盆を迎えて、ようやく前面に開花が広がって来た気配です。
上の写真は今までは開花の気配が弱かったかった「蓮見茶屋」からの眺望です。前回の訪問から9日・・・この間に一気に開花速度が上がったことが判るかと思います。
・・・では例によって、「弁天門」を起点に反時計まわりにハス池を一周して開花状況をチェックしてみましょう。
(撮影ポイントは上野動物園の「弁天門」前近辺)
【弁天門⇒弁天堂方面】
【弁天門⇒動物園方面】
見応えがあるのは弁天堂に向かう参道にある『天竜橋』北側の池です。
最盛期の入口・・・と云う時期で目にするのは❀ばかりなので、一番美しい時期を迎えたと言って良いようです。
この写真を見て判るように、これから花開こうとする蕾がぎっしりと並んでスタンバイしています。
今週一杯は次々と❀を開いてくれるでしょう・・・
(撮影ポイントは「天竜橋」の東側近辺)
【天竜橋⇒動物園方面】
【天竜橋⇒上野精養軒方面】
今日現在ではこの辺りからの景観がハイライトのようです。開いたばかりのハスがハスの葉の海に浮かぶ帆掛け船のように見えたり、その向うに蕾が・・・・明日を期待させる要素が一杯です!
【天竜橋・南側】
一つにつながっているハス池でも、道一本隔てた天竜橋南側はいつも開花が遅いエリアです。
ここでも参道沿いに数輪開花が見られるようになりました。
ハスの開花が池全体に進み始めた目安になります。
(撮影ポイントは弁天堂南の藤棚です)
【弁天堂・南⇒野外ステージ方面】
ここからは、沖合(ハス池中央)には開花が見られますが岸辺は花に先行して広がって上空へと伸びなければいけない葉が未成熟ですから開花はまだまだ先・・・と云った感じでした。
(撮影ポイントは「弁天堂」から「ボート池」に通じる橋の上)
【弁天堂・西⇒蓮見茶屋方面】
開花、つぼみ、実・・・と三形態がそろい踏みになっています。それだけ開花が進んでいる状態なのだと思います。
(撮影ポイントは「ハス池」と「ボート池」に挟まれた中道中程のベンチ近辺)
【中道中央⇒東天紅方面】
葉はかなり上空へと伸びて来ていますから開花準備が整いつつあるようです。
ただ、葉が伸びてはいますが全体にチジれがあるのでまだ開いて間もないもののようですから開花にはしばらく時間がかかりそうです。前回来た時に気になっていた池中央の『空白地帯』ですが、遅まきながら葉が芽吹き始めて来ました。
「その年の平均気温15℃以上の積算温度」が開花に強い影響力を持つという事です。
水源が同じ池なのに開花にずれがあるのは何故なのでしょうか?
私の推理はこうです・・・上野の山には多くの広葉樹がありますから降った
は山の土壌に含まれて、いわばちょっとしたダムを形成していると思うのです。
溜まった水は「地下水」となって低地に向うハズ。その水脈の一部が「不忍池」につながっていても不思議ではありません。
池の中央にハスの生育が遅れている辺りに「地下水」が湧出しているとすれば生育遅れの説明が付きます。

①池中央を東西に走る水脈の湧出口がある
②湧出口周辺は水温が低いので「平均気温15℃以上」の状況設定が遅れる
③湧出口から遠くなれば日照で水温が上昇するので「平均気温15℃以上」の状況設定が前倒しになる
・・・まァ、素人の勝手な想像なのですが?!
(参;ハスの開花条件は「その年の平均気温15℃以上の積算温度」(出典;千葉市HP「大賀ハス開花状況」)
(撮影ポイントは中道の南の端近辺)
【中道南端(東天紅前)⇒野外ステージ方面】
ここからの東天紅前 →労働基準監督署前 →不忍口を結ぶエリアは違うポイントから同じスポットを観察することになりますから続けて表示してみます。
【労働基準監督署前⇒弁天堂方面】
【不忍口入口⇒弁天堂方面】
ハス池の中で一番広く開花vが広がっているエリアです。それだけに実を付け始めた部分も多くなっています。
花の咲きそろった状態を見たい方は早めに足を運ばれた方が良いかも知れません。
【野外ステージ前から】
先ほどの東天紅前 →労働基準監督署前 →不忍口に隣接するエリアなのですが、開花状況は微妙にズレがあってずいぶんと遅れ気味です。
(参;ハスの開花条件は「その年の平均気温15℃以上の積算温度」(出典;千葉市HP「大賀ハス開花状況」)先ほどのエリアに比べれば岸辺に咲くものは少ないのですが、それだけに開花したものはみずみずしく色鮮やかな姿を見せてくれます。
【蓮見茶屋⇒弁天堂方面】
水流なのか、日照時間の関係なのか要因を特定するのは難しいのですが・・・ここから東のエリアはいつも開花が遅れ加減になると言う特性があります。
その中でも蓮見茶屋は早い方ではありますけど・・・
(参;ハスの開花条件は「その年の平均気温15℃以上の積算温度」(出典;千葉市HP「大賀ハス開花状況」)
【下町資料館前】
ここも開花が遅れる特殊エリアの一つですが、沖合(池の中央)はすでに開花が始まっています。
【蓮池東岸中央】
このスポットで気になるのは池中央部分の『立葉』の遅れです。
前回よりは形成が見えるもののあまりにも遅いのです、周囲が葉を落とす頃に花を付けるのでしょうか?
陽光もさんさんと当たる場所ですし積算温度の条件はむしろ先にクリアーしそう・・・にもかかわらずなのに、何故?!
不忍池では開花は一様ではありません。お気に入りのアングルに合わせて足を運ぶのが観察のコツ・・・ピーク間近です…出かけてみましょう!!どうせ出かけるのなら朝一番がおススメ・・・健康的ですし、混んでもいないし・・・時には有名人も何気にジョギングしたりしていて興味深いですヨ
’12年ハスの関連ページ
「川村記念美術館・大賀ハス」&ヒマワリ畑の花摘み ・・・2112年7月15日取材
’12年・上野「不忍池」ハス開花状況【1】 ・・・2012年7月17日取材
’12年・上野「不忍池」ハス開花状況【2】 ・・・2012年7月22日取材
’12年・上野「不忍池」ハス開花状況【3】 ・・・2012年8月3日取材
上の写真は今までは開花の気配が弱かったかった「蓮見茶屋」からの眺望です。前回の訪問から9日・・・この間に一気に開花速度が上がったことが判るかと思います。
・・・では例によって、「弁天門」を起点に反時計まわりにハス池を一周して開花状況をチェックしてみましょう。
(撮影ポイントは上野動物園の「弁天門」前近辺)


見応えがあるのは弁天堂に向かう参道にある『天竜橋』北側の池です。
最盛期の入口・・・と云う時期で目にするのは❀ばかりなので、一番美しい時期を迎えたと言って良いようです。
この写真を見て判るように、これから花開こうとする蕾がぎっしりと並んでスタンバイしています。
今週一杯は次々と❀を開いてくれるでしょう・・・
(撮影ポイントは「天竜橋」の東側近辺)


今日現在ではこの辺りからの景観がハイライトのようです。開いたばかりのハスがハスの葉の海に浮かぶ帆掛け船のように見えたり、その向うに蕾が・・・・明日を期待させる要素が一杯です!

一つにつながっているハス池でも、道一本隔てた天竜橋南側はいつも開花が遅いエリアです。
ここでも参道沿いに数輪開花が見られるようになりました。
ハスの開花が池全体に進み始めた目安になります。
(撮影ポイントは弁天堂南の藤棚です)

ここからは、沖合(ハス池中央)には開花が見られますが岸辺は花に先行して広がって上空へと伸びなければいけない葉が未成熟ですから開花はまだまだ先・・・と云った感じでした。
(撮影ポイントは「弁天堂」から「ボート池」に通じる橋の上)

開花、つぼみ、実・・・と三形態がそろい踏みになっています。それだけ開花が進んでいる状態なのだと思います。
(撮影ポイントは「ハス池」と「ボート池」に挟まれた中道中程のベンチ近辺)

葉はかなり上空へと伸びて来ていますから開花準備が整いつつあるようです。
ただ、葉が伸びてはいますが全体にチジれがあるのでまだ開いて間もないもののようですから開花にはしばらく時間がかかりそうです。前回来た時に気になっていた池中央の『空白地帯』ですが、遅まきながら葉が芽吹き始めて来ました。
「その年の平均気温15℃以上の積算温度」が開花に強い影響力を持つという事です。
水源が同じ池なのに開花にずれがあるのは何故なのでしょうか?
私の推理はこうです・・・上野の山には多くの広葉樹がありますから降った

溜まった水は「地下水」となって低地に向うハズ。その水脈の一部が「不忍池」につながっていても不思議ではありません。
池の中央にハスの生育が遅れている辺りに「地下水」が湧出しているとすれば生育遅れの説明が付きます。


①池中央を東西に走る水脈の湧出口がある
②湧出口周辺は水温が低いので「平均気温15℃以上」の状況設定が遅れる
③湧出口から遠くなれば日照で水温が上昇するので「平均気温15℃以上」の状況設定が前倒しになる
・・・まァ、素人の勝手な想像なのですが?!
(参;ハスの開花条件は「その年の平均気温15℃以上の積算温度」(出典;千葉市HP「大賀ハス開花状況」)
(撮影ポイントは中道の南の端近辺)

ここからの東天紅前 →労働基準監督署前 →不忍口を結ぶエリアは違うポイントから同じスポットを観察することになりますから続けて表示してみます。


ハス池の中で一番広く開花vが広がっているエリアです。それだけに実を付け始めた部分も多くなっています。
花の咲きそろった状態を見たい方は早めに足を運ばれた方が良いかも知れません。

先ほどの東天紅前 →労働基準監督署前 →不忍口に隣接するエリアなのですが、開花状況は微妙にズレがあってずいぶんと遅れ気味です。
(参;ハスの開花条件は「その年の平均気温15℃以上の積算温度」(出典;千葉市HP「大賀ハス開花状況」)先ほどのエリアに比べれば岸辺に咲くものは少ないのですが、それだけに開花したものはみずみずしく色鮮やかな姿を見せてくれます。

水流なのか、日照時間の関係なのか要因を特定するのは難しいのですが・・・ここから東のエリアはいつも開花が遅れ加減になると言う特性があります。
その中でも蓮見茶屋は早い方ではありますけど・・・
(参;ハスの開花条件は「その年の平均気温15℃以上の積算温度」(出典;千葉市HP「大賀ハス開花状況」)

ここも開花が遅れる特殊エリアの一つですが、沖合(池の中央)はすでに開花が始まっています。

このスポットで気になるのは池中央部分の『立葉』の遅れです。
前回よりは形成が見えるもののあまりにも遅いのです、周囲が葉を落とす頃に花を付けるのでしょうか?
陽光もさんさんと当たる場所ですし積算温度の条件はむしろ先にクリアーしそう・・・にもかかわらずなのに、何故?!



「川村記念美術館・大賀ハス」&ヒマワリ畑の花摘み ・・・2112年7月15日取材
’12年・上野「不忍池」ハス開花状況【1】 ・・・2012年7月17日取材
’12年・上野「不忍池」ハス開花状況【2】 ・・・2012年7月22日取材
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