節分の「お菓子とパン」【2】/12月1日/2012年
今回は池袋で見つけた「節分のお菓子」です。上の写真は「マキシム・ド・パリ」さんの『恵方巻きロール』(¥1050)です。
”恵方巻き”を取り扱うカテゴリーが拡大しているっていうのは、今年の節分の特徴です。
超ビッグネームのマキシムさんまでもが手掛けているんですから・・
但し、時流に流されているのではなくって「マキシム・ド・パリ」さんならではのこだわりが込められているのは「さすが!」と思わされます。
ケーキを覆う『海苔』を見てください・・・黒々として一流のすし屋さん辺りが使う『海苔?』と思うでしょう?
でも、これってココアなのだそうです。
ここまでの色を出すのには大変な試行錯誤があってのことだと思います。
ローストしているんでしょうか?・・なのに、少しも苦味がないんです。
スポンジも生クリームもマキシムのお味そのもの!
・・・・美味しかったです!
「ユーハイム」さんの節分菓子
【恵方ロール】¥600
庶民価格でうれしいことはうれしいんですけど・・・ロールケーキの周りはココアパウダーがデコレートされています。パラフィンで巻かれている時は体裁がいいんですけど、いざ食べるとなるとパラパラと粉になって散らばってしまうので・・・むせちゃいますしチョッとかぶり付くって訳にはねェ。(来年のバージョンアップ期待してます)
「パンリゾッタ」さんの節分パン
【 鬼(赤) 】¥210
シロップ煮のリンゴがビスケット生地に沿って入っています。
【 鬼(緑) 】¥210
フィリングにはかぼちゃの餡が入っています。(私的にはこちらの味の方に肩入れしちゃいます)
【恵方パン】
サラダ味・・・¥330
チキンバジル味・・¥350
私的には”チキンバジル味”を押します。味に個性がありますから・・・”サラダ味”は特徴がイマイチなのと、マヨネーズが緩くって食べる時に流れてしまいますからチョッとネ?!
(注)恵方パンは食べれば美味しいのですが、の食べ方にポイントがあります。
ポイント→スライスしてから食すことです。寿司のようにかぶり付くと中身が飛び出してしまいますからご注意を・・・
【豆パン】¥210
福は内の豆が升に入ったイメージはユニークで面白い発想だと思います。5種類豆があるのは良いのですが、若干「固い」のがチョッと残念ですが・・・
(注)「豆パン」は焼きたてだったので、レジの方が他の物と別々の袋に入れて渡してくれました。こう言う細かい配慮ってうれしいですし、販売する商品を大事に扱ってる感じがして良かったです。
今年のトレンドは「恵方巻き」のカテゴリー拡大・・・ですが、オーソドックスな上生菓子は派手さはないものの落ち着きます。
そんな雰囲気たっぷりの2品を・・・↓ ↓
「鶴屋吉信」さんの節分菓子
何と言うか、やっぱり日本の伝統の技ですよネ!具象でなくって抽象と云うかデフォルメした造形力の妙は見事なものです。
【「追儺(ついな)」】¥798
”追儺・鬼”を切ってみました。じっくり煮込んだことが見て取れるつぶあんがぎっしり入っています。
(「鶴屋吉信」さんのHPから) 「鬼」は朱色のきんとんにごぼうの角をはやし 愛嬌のあるいでたちに・・・
”追儺・お多福”を切ってみた所です。この漉し餡もじっくりと練り込まれて滑らかそうですし、艶も十分です。
(「鶴屋吉信」さんのHPから) 「お多福」はこしあんをつつんだ上用に紅をさし ふっくらと愛らしく・・・
【参】「追儺(ついな)」・・・節分の行事で「疫病などをもたらす悪い鬼を駆逐する行事」なのだそうです。
歴史をたどると・・・「続日本紀」に『文武天皇の慶雲三年(706)に宮中で初めて営まれた』と記されている古くからの行事のようです。
「叶匠寿庵」さんの節分菓子
【「さっささっさ」】¥1050
小さなスプーンが付いていて大納言小豆に栗が入った庵を、かわいらしい皮に入れて食べる最中です。
既成セットに豆をプラスしたパターンは良く見ますけど、「叶匠寿庵」さんのは何故かホノボノ感を醸し出しているみたいです。「何故?」と考えつつ、ふと包装紙の裏に目をやると・・・この配慮です!
拡大すると分かるのですが、包装紙の裏が切り取ると封筒になるようにレイアウトされているんですヨ。
こうした細やかな気配りがやはり商品にも独特の雰囲気を醸し出させるのでしょう。
1月25日と今回の節分取材を通じて印象に残った物の一つは「鶴屋吉信」さんの『恵方巻きロール』、もう一つは「マキシム・ド・パリ」さんの『追儺(ついな)』、この2品ですね。
共に高い技術で形造りをしながら、かつ美味しいという最高のサービスを提供してくれる商品力は抜群でしたね!!
『節分』世の中の難治を駆逐するための行事です。願わくば『節分』を通じて昨年のような災害が来ないことを願いたいものです。
「節分のお菓子とパン」』【1】・・・1月25日取材
春の気分を探して・・・「人形町」へ ・・・2014年1月23日
浅草寺「節分会」追儺(ついな)式 ・・・014年2月3日
日本橋三越店頭に”春”の便りがお目見え ・・2017年2月1日
”恵方巻き”を取り扱うカテゴリーが拡大しているっていうのは、今年の節分の特徴です。
超ビッグネームのマキシムさんまでもが手掛けているんですから・・
但し、時流に流されているのではなくって「マキシム・ド・パリ」さんならではのこだわりが込められているのは「さすが!」と思わされます。
ケーキを覆う『海苔』を見てください・・・黒々として一流のすし屋さん辺りが使う『海苔?』と思うでしょう?
でも、これってココアなのだそうです。
ここまでの色を出すのには大変な試行錯誤があってのことだと思います。
ローストしているんでしょうか?・・なのに、少しも苦味がないんです。
スポンジも生クリームもマキシムのお味そのもの!
・・・・美味しかったです!



庶民価格でうれしいことはうれしいんですけど・・・ロールケーキの周りはココアパウダーがデコレートされています。パラフィンで巻かれている時は体裁がいいんですけど、いざ食べるとなるとパラパラと粉になって散らばってしまうので・・・むせちゃいますしチョッとかぶり付くって訳にはねェ。(来年のバージョンアップ期待してます)



シロップ煮のリンゴがビスケット生地に沿って入っています。

フィリングにはかぼちゃの餡が入っています。(私的にはこちらの味の方に肩入れしちゃいます)

サラダ味・・・¥330
チキンバジル味・・¥350
私的には”チキンバジル味”を押します。味に個性がありますから・・・”サラダ味”は特徴がイマイチなのと、マヨネーズが緩くって食べる時に流れてしまいますからチョッとネ?!
(注)恵方パンは食べれば美味しいのですが、の食べ方にポイントがあります。
ポイント→スライスしてから食すことです。寿司のようにかぶり付くと中身が飛び出してしまいますからご注意を・・・

福は内の豆が升に入ったイメージはユニークで面白い発想だと思います。5種類豆があるのは良いのですが、若干「固い」のがチョッと残念ですが・・・
(注)「豆パン」は焼きたてだったので、レジの方が他の物と別々の袋に入れて渡してくれました。こう言う細かい配慮ってうれしいですし、販売する商品を大事に扱ってる感じがして良かったです。
今年のトレンドは「恵方巻き」のカテゴリー拡大・・・ですが、オーソドックスな上生菓子は派手さはないものの落ち着きます。
そんな雰囲気たっぷりの2品を・・・↓ ↓


何と言うか、やっぱり日本の伝統の技ですよネ!具象でなくって抽象と云うかデフォルメした造形力の妙は見事なものです。

”追儺・鬼”を切ってみました。じっくり煮込んだことが見て取れるつぶあんがぎっしり入っています。
(「鶴屋吉信」さんのHPから) 「鬼」は朱色のきんとんにごぼうの角をはやし 愛嬌のあるいでたちに・・・
”追儺・お多福”を切ってみた所です。この漉し餡もじっくりと練り込まれて滑らかそうですし、艶も十分です。
(「鶴屋吉信」さんのHPから) 「お多福」はこしあんをつつんだ上用に紅をさし ふっくらと愛らしく・・・
【参】「追儺(ついな)」・・・節分の行事で「疫病などをもたらす悪い鬼を駆逐する行事」なのだそうです。
歴史をたどると・・・「続日本紀」に『文武天皇の慶雲三年(706)に宮中で初めて営まれた』と記されている古くからの行事のようです。



小さなスプーンが付いていて大納言小豆に栗が入った庵を、かわいらしい皮に入れて食べる最中です。
既成セットに豆をプラスしたパターンは良く見ますけど、「叶匠寿庵」さんのは何故かホノボノ感を醸し出しているみたいです。「何故?」と考えつつ、ふと包装紙の裏に目をやると・・・この配慮です!
拡大すると分かるのですが、包装紙の裏が切り取ると封筒になるようにレイアウトされているんですヨ。
こうした細やかな気配りがやはり商品にも独特の雰囲気を醸し出させるのでしょう。

1月25日と今回の節分取材を通じて印象に残った物の一つは「鶴屋吉信」さんの『恵方巻きロール』、もう一つは「マキシム・ド・パリ」さんの『追儺(ついな)』、この2品ですね。
共に高い技術で形造りをしながら、かつ美味しいという最高のサービスを提供してくれる商品力は抜群でしたね!!
『節分』世の中の難治を駆逐するための行事です。願わくば『節分』を通じて昨年のような災害が来ないことを願いたいものです。




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