国指定天然記念物「小堤西池カキツバタ群生地」の想い出/2009年

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愛知県刈谷市にあるカキツバタの自生地です。ここ小堤西池は京都・大田の沢、鳥取・岩美町とともに国の特別天然記念物に指定されれています。自然保護のため刈谷市が県から買い上げた土地で、20,330㎡と東京ドームの半分位の広さが保護区域になっています。
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・・・2008年5月16日に訪れた時の写真です。満開には今一歩と云う時期でした。それでも私の目からは「さすがァ!群生地だなァ~」と云う風に見えるのですが、ボランティア・ガイドの方のお話では「10年位前に較べたら随分花は減ってしまった」・・と嘆いていました。


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群生地の向こうの濃い緑色のモヤモヤした部分は竹林・・・と云う写真です。カキツバタは水生植物なので水がふんだんでないと十分な生育はできないそうで、この水源となり栄養分の供給源となっているのが隣接する丘陵の林になります。ところが、丘陵を竹林が覆うようになって水を吸収されてしまうので以前ほど潤沢に水の供給が得られなくなってしまったのだそうです。かって農業が盛んなころには林の木を薪にしたり、茸や山菜を採ったりして地元の人が丘陵の手入れをしていたのですが、こうしたライフスタイルが消えてしまってカキツバタの生育環境にも影響が出ている、時代の流れとはいえ残念だ・・・と嘆いていました。

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そんな環境でも小堤西池のカキツバタが守られているのはボランティアや地元の中高生がアンベイラと云う雑草と除草してくれているからです。
アンベイラは中部地方特有のカヤツリグサ科の植物で繁茂すると60cm~1m位になってカキツバタを覆うためにカキツバタが生育できなくなってしまいます。
上の写真でこんもりと盛り上がった場所は除草したアンベイラを集積した場所です。これが腐敗してカキツバタの肥料にもなっているのだそうです。

・・・「お気楽散歩」のページに最後までお付き合いいただきありがとうございました。
名古屋にいた頃は在原の業平の八橋で有名な知立市の無量寺のカキツバタなども身近にありましたから、初夏にはカキツバタが拡がる風景は珍しくも無かったのですが、離れてみると地元の人のカキツバタに掛ける手間暇と愛情があってこその花風景であったと今更ながら有難さが身にしみますし・・・
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そこにいる時には当たり前で判らなかったのですが、離れてみて愛知の人達の実直な人柄がより鮮明に理解できたような気がします。・・・目立とうとするでもなく控えめで謙虚で、心優しい名古屋人の人柄ってこのカキツバタの佇まいに似ているような気がしてなりません(優しさに包まれた時間だったなァ・・)。
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