「新宿御苑」の”桜”早咲き種の開花状況 /3月25日/2011年

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新宿御苑で一番の咲き具合だったのは、この「寒桜」でした。ほぼセピア色一色の公園を歩いて来て、大きくて柔らかいピンクの造形物を目の前にするとみなさん一様に「ホッ!」と心をなごませているのが手に取るように判ります。
           【品種名】・・ 寒  桜 (カンザクラ)               
      【学名】Prunus × kanzakura  
      【科名】バラ科
      【適用】①カンヒザクラとヤマザクラの交雑種。
            ②江戸時代後期から関東以南の暖地で栽培。
            ③新宿御苑では例年、年末から年始にかけて開花。
            ④開花期:2月上旬~3月中旬
       (出典;国民公園協会新宿支部HP「季節の花のみどころ」
      ロケーション・・「中央休憩所」の西側
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寒桜も今年の寒さで開花が遅れたのでしょうか?そろそろ限界なのかもしれません、枝を見ると1/3位が花を散らした愕片(?)が残っています。
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風が吹くと、咲き誇っていた花が一斉に花吹雪になって散って周囲の芝生や土の上に降り積もってこんな景観を作っていました。



        【品種名】・・ 修善寺寒桜 (シュゼンジカンザクラ)              
      【学名】Prunus 'Shuzenjikanzakura'  
      【科名】バラ科
      【適用】カンヒザクラ と オオシマザクラ の交配種。
                            (出典;四季の山野
      ロケーション・・「中の池」畔(レストハウス向かい)
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園内の桜を開花具合に応じて紹介して行くと、十月桜や子福桜をのぞけば(この2種類も今年はわずかながら花を残しています)一番咲き進んでいたのはこの修善寺寒桜でした。日本庭園の池にせり出すように咲いていて水面との景色がきれいです。その枝先を見るとやはり咲き進んでいて1/2位が花を散らした愕片(?)が確認できます。 



        【品種名】・・ 大 寒 桜 (オオカンザクラ)              
      【学名】Prunus ×kanzakura cv. Oh-kanzakura  
      【科名】バラ科
      【適用】カンヒザクラとヤマザクラの雑種
                            (出典;植物雑学事典
      ロケーション・・「桜園地」右手奥
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一帯が桜の林になっている中に咲いているので遠目にはさほど大きくは感じませんがそばに寄って見るとこの大きさです。全体的に新宿御苑の樹木は大仕立ての見事な物が多いので、多少の大きさでは目立たないのでしょう。
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28日~月末に掛けてはもっと花を付けて見頃になるのではないでしょうか?



         【品種名】・・ 高遠小彼岸 (タカトウコヒガン)              
      【学名】Cerasus xsubhirtella 'Takato-kohigan'  
      【科名】バラ科
      【適用】コヒガンザクラ の系統で、長野県高遠城址公園に
            植えられている。
                           (出典;四季の山野草) 
      ロケーション・・「玉藻池」畔(大木戸休憩所向かい)
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遠目には満開に見えたのですが、近寄って良く見てみると開きかけた蕾が密集していてそれが満開に見えたのだ・・と云うことが判りました。桜の中でも花を付ける密度が高い種類なのかもしれません。この花が開花したら花の重さで枝もしなるようになるんでしょうか?・・・見事なんでしょう、きっと!



            【品種名】・・ 枝垂桜 (シダレザクラ)
      【学名】Cerasus spachiana f. spachiana  
      【科名】バラ科
      【適用】①シダレザクラは枝が垂れ下がるサクラの総称。
            ②系統的には様々なサクラから作出されている。
            ③ソメイヨシノの花に先立って咲く。
                           (出典;植物雑学事典
      ロケーション・・「下の池」畔
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この枝垂れも大仕立ての桜で見事です。普通の大きさの枝垂桜を白糸の滝に例えれば、新宿御苑の枝垂桜はナイアガラ滝のような規模とでも言ったらいい位なのでをしているのでカメラのアングルはヨコのアングルでも十分に枝垂れ具合を撮り込めます。(今日は私の単独行なので云い切れない部分もありますが?・・不安)この枝垂桜は来週以降に見頃の時期に入りそうです。満開ならピンクの滝のように華麗で豪奢な景観を楽しめるのではないでしょうか?



              【品種名】・・ オ  カ  メ                
      【学名】Prunus incamp cv. Okame  
      【科名】バラ科
      【適用】①日本のイギリスの園芸家がカンヒザクラ と マメザクラ
              (フジザクラ) を交配した早咲きの品種
            ②2月から開花。
            ③濃く鮮やかな赤い花を下向きに咲かせる
                            (出典;四季の山野草
      ロケーション・・管理事務所西側近辺周回路沿い  
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この「オカメ」は愕の色が深紅に近いのが特徴のようです。この色はやはり湿度の低い欧風好み、湿潤な日本では異質な鮮烈です。



        ここからは園内の他の花を紹介します 
このコーナーの情報は『国民公園協会新宿支部HP「季節の花のみどころ」』から転載させていただきました。


           【品種名】・・ ハクモクレン (白木蓮)              
      【学名】Magnolia denudate  
      【科名】モクレン科
      【分布】中国原産
      【適用】①花は日に当たると開き、夕方になると閉じる。
            ②新宿御苑の日本庭園のハクモクレンは、江戸時代に
             植えられた古木。
            ③開花期:3月中旬~3月下旬
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ハクモクレンは園内2ヶ所にありますけど、新宿門を入って直ぐの所にある木が大きくて見事な形をしています。巨木なので、真下に立って見上げると大きな大きな白い屋根の下にいるような感じでしょうか?・・・ハクモクレンの先に青い空が拡がっていて何か落ち着きます。
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この花は楽羽亭下に咲くハクモクレンです。こちらの木の方が開花が遅いようで花弁の純白さが引き立っています。



          【品種名】・・ シデコブシ  (四手辛夷)              
      【学名】Magnolia tomentosa Thunb  
      【科名】モクレン科
      【分布】東北地方に自生する、日本固有種。
      【適用】①12~18枚の花びらの花を咲かす。
            ②花色は白色や淡いピンク色などがある。
            ③愛知県を中心にごく限られた範囲に自生。
            ③個体数が減少し、絶滅危惧植物に指定されて
             いる。
            ⑤開花期:3月中旬~4月上旬
      ロケーション・・「楽羽亭」南周回路近く
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       【品種名】・・ ハチジョウキブシ (八丈木五倍子)              
      【学名】Scachyurus Sieb. et Zucc. Matsuzakii  
      【科名】キブシ科
      【分布】日本原産、北海道から九州にかけて自生する。
      【適用】① ハチジョウキブシは1921年に八丈島で発見された。
            ②淡い黄色のつぼ型の小花が、鎖状の房になる。
            ③開花期:3月中旬~4月中旬
      ロケーション・・新宿門~西休憩所に向かう周回路沿い
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              【品種名】・・ ミツマタ (三又)              
      【学名】Chimonanthus praecox  
      【科名】ジンチョウゲ科
      【分布】中国からヒマラヤ原産、室町時代に渡来。
      【適用】①樹皮の繊維が製紙の原料となる
            ②中国地方や四国地方で栽培されている。
            ③枝先に小花が30~50個集まって咲く。
            ④開花期:2月中旬~3月中旬
      ロケーション・・「管理事務所」前
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            【品種名】・・ ハナニラ (花韮)              
      【学名】Ipherion uniflorum  
      【科名】ユリ科
      【分布】メキシコからアルゼンチン原産。
      【適用】①様々な花色がある。
            ②開花期:3月中旬~4月中旬
      ロケーション・・管理事務所近辺他、苑内各所
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・・・「お気楽散歩」のページに最後までお付き合いいただきありがとうございました。
桜の早咲き種が寒風の中で花開いています。そう云う種類だからとは言え、植物の生命力には心揺さぶられる物があります。稲作が日本に渡来して1500年あまり、日本は本来農耕民族ですから稲作が出来る季節が近いゾ・・と云うシグナルとして、寒風の中に咲く花から何かを感じるからなのかもしれません。
稲作の歴史を見ると、九州から伊勢湾辺りまでは一気に拡がって行ったようです。しかし中部以北は当時の栽培技術では稲作が出来なかったために遅々として進まなかったようです。作っては冷害に合い、残った稲穂数粒を交配させてまた作付すると云う繰り返しが営々と続けられたようです。そして今では東北が日本の米蔵と言われるようになったと云う危機を1500回以上乗り越えて来た歴史があります。こうしたDNAがまだ体のどこかに残っていて桜を見るにつけ潜在意識に中でDNAが反応して「美しい=米の栽培が出来る=安心」と云うスイッチが入るのでは・・・と私は思っています。
被災された東北の皆さんの中には「危機があってもくじけない!立ち上がって一歩前に進む!」と云うDNAが宿っていると信じます。東北にもやがて春が訪れ桜もいつものように咲くでしょう・・桜に憩いを感じ、生命力を感じて復興に敢然と立ち向かわれることを私は信じています。

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