芽吹き始めた”春”「向島百花園」【2】/3月18日/2011年

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向島百花園の「寒緋桜(かんひざくら)」です。早咲きの桜で、もうこんなにたくさんの花を房状に付けていました。寒さの中に咲く桜なのに暑さに強く沖縄でも咲くことが出来る桜なのだそうです。原種だけに生命力が強いのでしょう。地震に遭われた東北の方々の対応をTVで見ていると、寒緋桜以上の芯の強さを持っているように感じます。是非、この桜と同じような力強さで復興していただきたいと願わずにはおられません。
向島百花園には、他にも生命力をたたえて咲く花達がたくさんありましたのでご紹介します。


   花の情報は次のように掲載してあります。     
       品種名、学名、科名、分布、(園内樹木ラベルから載) 
       生態、名前の由来、等は
        ・・・下記HPから情報を記載させていただきました。
           『四季の山野草』  
          『季節の花300』  
          『植物雑学辞典』 岡山理科大学 総合情報学部
               生物地域システム学科 植物生態研究室(波田研究室) 

 
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              【品種名】・・ 寒 緋 桜                
      【学名】Prunus cerasoides var. Campanulata  
      【科名】バラ科
      【分布】9種あるといわれている日本の桜の原種の一つ
      【適用】園芸種よりさらに濃いピンク色
                          (出典;四季の山野草
無数に花房を付けて、重さで枝がしなるような咲き方をするのも、他の品種とは違う点のようです。沢山の花で実をたくさん付けて種の保存を確実にしようと云うことなのでしょうか?・・・春と云えば華奢で弱々しい感じの華が多い中では異質な存在感をもっています。それだけに花は”艶やか”と云うよりは”ぼったり”としていて、イメージとしたら南国の浜辺で漁をする海女さんに近い・・・あっけらかんとした豪快さと逞しさを感じます。


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              【品種名】・・ きじむしろ                
      【学名】Potentilla sprengeliana  
      【科名】バラ科
      【適用】つる性の茎をいっぱい地面に伸ばして広がっていく
                           (出典;四季の山野草) 


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              【品種名】・・ ぼ   け 
      【学名】Chaenomeles speciosa  
      【科名】バラ科
      【分布】中国原産で平安時代に渡来
      【適用】①江戸時代より多くの園芸種が作り出され、現在では
              200種を超える
            ②花の色は白から赤にかけて各種ある
                           (出典;四季の山野草) 


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           【品種名】・・ ふ き の と う                
      【学名】Petasites japonicas  
      【科名】キク科
      【適用】①フキノトウはフキの花のこと
            ②雌雄異株
                           (出典;四季の山野草
(写真上)ふきのとうが花を栄え終わるとやがて(写真下)ふき・・・になります。
 
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「四季の山野草」さんの言われる雌雄両種がどんなものかと、探してみたのですが雄株しか見つけることが出来ませんでした。(写真下)は雄株の花を拡大し得見たものです、この一つ一つが花なのですから大変な数になります。春間近かとは言えまだまだ受粉を仲介する虫は少ない時期ですから、低い受粉の確率を数でカバーしよう・・・自然の摂理と云うのは巧みに仕組まれています。


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              【品種名】・・しろばなたんぽぽ               
      【学名】Taraxacum albidum Dahlst  
      【科名】キク科
      【適用】関東以北は黄色だが西~九州では白花が普通。
                          (出典;四季の山野草) 


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              【品種名】・・さんしゅゆ               
      【学名】Cornus officinalis  
      【科名】ミズキ科
      【適用】①葉より先に開花。
            ②花色は黄金色に近い黄色
            ③別名ハルコガネバナ(春黄金花)と呼ばれるように、
                          (出典;四季の山野草) 


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              【品種名】・・ひゅうがみずき               
      【学名】Corylopsis pauciflora  
      【科名】マンサク科
      【適用】①宮崎県の日向地方原産  
            ②葉が出る前に花を付ける  
            ③背丈も1~2mと低いので、生垣として栽培される
             ことが多い        (出典;四季の山野草)  


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              【品種名】・・ しゅんらん                
      【学名】Cymbidium goeringii  
      【科名】ラン科
      【適用】①東洋ランの仲間。
            ②目立たない色だが、面白い姿で珍重される。
                           (出典;四季の山野草) 


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              【品種名】・・ す  み  れ                
      【学名】Viola mandshurica  
      【科名】スミレ科 
      【適用】①開花時期は、 3/10頃~ 5/10頃
            ②国産、外国種とも合わせると数百種類。
             園芸品種のパンジーもスミレの一種
                           (出典;季節の花300) 


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            【品種名】・・ひまらやゆきのした               
      【学名】Bergenia stracheyi  
      【科名】ユキノシタ科 
      【分布】原産地はヒマラヤ地方やアジア東部、北部の山岳地
      【適用】①日本には明治初期に渡来。
            ②寒さに強く春の早い時期に花を咲かせる。
                           (出典;四季の山野草) 


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              【品種名】・・ みつばあけび                
      【学名】Akebia trifoliata  
      【科名】アケビ科
      【適用】①ブドウの房のように見えるのが雄花、花びらが
              3枚で大きいのが雌花。
            ②実は秋になると食べられるようになる。
                         (出典;四季の山野草
「みつばあけび」は知りませんが”あけび”は少年の頃に食べたことがあります。チュルチュルしたゼリー状で甘かったのを覚えています。
ガキ大将を先頭に、裏山に登って行く時の高揚感や連帯感には今ではもう味わうことのない不思議な充実感がありました。・・・・想い出もまた「甘い」ものです。 


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              【品種名】・・ れんぎょう                
      【学名】Forsythia suspensa  
      【科名】モクセイ科
      【分布】中国原産
      【適用】①開花時期は、 3/20頃~ 4/20頃
            ②花色はまっ黄色で美しい
                            (出典;季節の花300) 
「れんぎょう」はまだまだ咲き始めで、数輪が開花し始めた・・・という段階です。下の写真のように花芽は一杯見ることが出来ましたから、もう少し経てば木全体がまっ黄色に染まって輝ける大きなオブジェのようになるのだろうと想像しています。


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              【品種名】・・おおいぬふぐり               
      【学名】Veronica persica Poir  
      【科名】ゴマノハグサ科
      【分布】ヨーロッパ原産
      【適用】①1890年頃に東京に帰化
            ②路傍や畑の畦道などに普通に見られる
            ③春からコバルト色の花を咲かせる
                           (出典;植物雑学事典) 

 「芽吹き始めた”春”・向島百花園【1】」のページにも動き始めた春模様を載せました、こちらにもお立ち寄りください。


・・・「お気楽散歩」のページに最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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向島百花園は有料制の都立公園の中では手入れの悪い部類であったと思います。通路以外は一面こんな小笹がはびこる状態が普通でしたからねェ~~。”自然を再現する”は江戸時代からのコンセプトなのですが、笹はいけません・・・笹の根がはびこって土の中の養分を全~部持って行ってしまいますから。
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それが、今年は2ヶ所で土壌を入れ替える作業が行われていました。植物は土が生きていないとダメですから、これなら今年の春以降は期待できるかもしれません。江戸時代の文人が集ったと云う風雅復活を期待したいですネ! 
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一方で、昨園末から行われていた石碑の修復も期限が今月いっぱいと云うことで追い込み作業に入っていました。交通量の多い明治通りを背にしているので酸化が進みやすい環境ですが、この修復で状態が改善されれば・・と期待したいです。

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この記事へのコメント

ラズベリー
2011年03月21日 20:59
すみれ、れんぎょう、ふきのとう、おおいぬふぐり…どの花も可憐で、自然の中に咲いている感じがとてもいいです。
整備された植物園より、私は野山の方が好きです。
田舎育ちなので(笑)
夫唱婦随で、これからも素敵な写真見せてくださいね。
久々に、癒される花々が見られました。

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