11月の「市川・万葉植物園」/11月13日/2010年

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上の写真は「ひおうぎ」の種です。古代の黒の基本色『ぬまたま色』って、どんな色なんだろう・・・と、一種の憧れを込めて想像していたのですが、この色だったんですネェ~!!出会えて良かった~ぁ
・・・でも、この時期になると万葉に歌われた花もめっきり減ってしまって寂しい風景に変わってしまいます。今年はこれが見納めになるようです。秋の名残のように咲いていた数少ない花をまとめてみました。


   花の写真は次ぎのように掲載してあります。     
      上段 ・・小さな花 携帯電話との対比で大き
                       さを推測してください。
      下段 ・・花もしくは実のクローズアップ
       品種名(園内樹木ラベルから転記) 
       科名、分布、は園内樹木ラベルから転載
       生態、名前の由来、は
        ・・・下記HPから情報を記載させていただきました。
           『四季の山野草』  
          『季節の花300』  
          『植物雑学辞典』 岡山理科大学 総合情報学部
               生物地域システム学科 植物生態研究室(波田研究室) 


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              【品種名】・・ひ お う ぎ
      【万葉名】ぬばたま               
      【万葉歌】居明(ゐあか)して 君をば待たむ
             奴波珠(ぬばたま)の 吾が黒髪に 霜は降るとも
             (作者不詳)
      【学名】Belamcanda chinensis  
      【科名】あやめ科
      【適用】ヒオウギの実の中にはこのような黒い種がある。
           万葉集の枕詞「ぬばたま」はこの実のこと。
                          (出典;四季の山野草
      「四季の山野草」さんのコメントを読んで以来「ぬばたま」色
       をこの目で見てみたいと思っていたのですが、これが枕詞
       の「ぬまたま」なんですね、念願がかないました。(喜!)


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              (クリックすると画像が拡大します。
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              (クリックすると画像が拡大します。
              【品種名】・・こうやぼうき
      【万葉名】たまばはき               
      【万葉歌】「始春(はつはる)の 初子(はつね)の今日の
             多麻婆波伎(たまばはき)
             手にとるからに ゆらぐ玉の緒」
          (詠み人)大伴家持
      【学名】Pertya scandens  
      【科名】きく科
      【適用】本州の関東以西から四国、九州に分布し、中国に
           も見られる。落葉低木に分類される。
           花は1年目の枝の咲きに付き、白~淡紅色。開花期
           は10月ころで13個前後のリボン状の小花を咲かせ
           る。               (出典;植物雑学事典) 
      草丈15cm程度の小さなキクです。この花のデザインは変わ
       ってます。枝が「箒」なら、花は組合わせ上、さしずめ「はたき」
       ってなるんでしょうが・・そうならないのはこの可憐さでしょうネ!
       

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               【品種名】・・の じ ぎ く               
      【万葉名】ももよぐさ               
      【万葉歌】父母が 殿(との)への後方(しりへ)の 
            百代草(ももよぐさ)
            百代(ももよ)いでませ わが来(きた)るまで
        (詠み人)防人(さきもり) 生玉部足國(いくたまべのたりくに)
      【学名】Chrysanthemum japonense  
      【科名】きく科
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              【品種名】・・あしずりのじぎく               
      【学名】Chrysanthemum japonense var. ashizuriense  
      【科名】きく科
      【適用】ノジギクの変種といわれ、足摺岬を中心とした四国
           東南部の海岸近くに自生。 
                           (出典;四季の山野草) 
画像             【品種名】・・さつまのじぎく               
  【適用】(園内説明板から)アシズリニジギクとよく似るが
    葉の形がやや異なる。九州南部産。


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【品種名】・・い そ ぎ く               
【学名】Chrysanthemum pacificum Nakai  【科名】キク科
【適用】千葉以南の海岸の崖地に生育する多年草。崖に
   生育する場合には株状となるが、平坦地では地下
   茎によって広り、カーペット状に生育する。   
               (出典;植物雑学事典
あちこちで目にする花ですが、万葉植物園のイソギクが
  最も生態に近い植栽方法ではないでしょうか?
(写真上)崖での生態?⇒岩の上に植栽で株仕立て
(写真下)平坦地での生態⇒カーペット仕立て
   平坦地でも万葉植物園のイソギクがカーペット
態を一番良く表現しています。    
あくまでも私の経験則の中での比較ですが、管理者の方の
植物生態に対する見識の高さを感じます。    
       

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【品種名】・・ やまはぜ 
【学名】Rhus sylvestris Sieb. et Zucc  【科名】ウルシ科
【適用】暖地に多い落葉の小高木。葉は9~11枚の小葉
からなり、秋の紅葉は美しい。両面有毛。
ヤマウルシと混在する場所では区別しにくいが小葉
が長細いこと。和名の由来は山に生育するハゼノキ。
                (出典;植物雑学事典) 


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【品種名】・・ はまぼっす                
【学名】Lysimachia mauritiana  【科名】サクラソウ科
【適用】海岸近くに生える。葉っぱはブ厚い。6月頃、5弁
 の白い花が咲く。 花序のようすを「払子(ほっす)」
 に見立てた。 「払子(ほっす)」 お坊さんが儀式の
 作法で用いる ハタキのような仏具のこと。
               (出典;季節の花300)  
季節外れの開花です。珍しいことです!今夏の猛暑の影響
  で季節外れの桜が開花したと云う話は聞いたことがあります
  が・・・でも、個人的にはラッキーって感じですけどネ!(喜!)


・・・初心者マークのページに最後までお付き合いいただきありがとうございました。
自分でも時折以前アップした記事を読み返すことがありますけど、主観に力点を置き過ぎて結果「過大」な表現になっている事に気付きます。念のために万葉植物園の客観情報を・・・①規模は小さいです、②種類は少ないです、③一種類の株数も少ないです・・・この記事も、ミクロに特化して掲載しています・・・ですから規模も種類の幅も大きな神代植物公園や自然教育園等のように”AがダメでもBが見れる”と云う代替性はありません。出かけるのなら・・・『当たるも八卦、当たらないも八卦』くらいの”ゆる~い”気持ちでお出かけになるのがよろしいかと・・・思います。

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