9月の「小石川植物園」【3】実/9月11日/2010年

画像
敬愛する「四季の山野草」さんのHPによれば「緑~白~紫へ変化していく様子が見られるのは、ほんのわずか」・・・と云う事で、貴重なタイミングに遭遇出来ラッキーでした。コムラサキの実は美しく艶やかですが、大概の実は地味で見栄えのするものは多くありません・・・が、植物はこの「実」を残すために花々を懸命に咲かせている訳ですから花を楽しませてもらった者としては、やはり注目しないと失礼にあたるのでは?・・と思います。このページではそんな「実」をまとめてみました。


   花の写真は次ぎのように掲載してあります。     
      上段 ・・小さな花 携帯電話との対比で大き
                       さを推測してください。
      下段 ・・花もしくは実のクローズアップ
       品種名(園内樹木ラベルから転記) 
       科名、分布、は園内樹木ラベルから転載
       生態、名前の由来、は
        ・・・下記HPから情報を記載させていただきました。
           『四季の山野草』  
          『季節の花300』  
          『植物雑学辞典』 岡山理科大学 総合情報学部
               生物地域システム学科 植物生態研究室(波田研究室) 


             
画像
画像
              【品種名】・・ ハ マ ボ ウ                  
      【学名】Hibiscus hamabo Sieb. et Zucc   
      【科名】アオイ科
      【分布】日本(本~九・奄美)
      【適用】開花時期は7/20頃~8/5頃。海岸に生える。
           浜に生える” 朴の木(ほおのき)”で「はまほう」→
           「はまぼう」になった。   (出典;季節の花300)
画像
              (8月に撮影した時の実の状態です)
      【注】8月の写真と比較すると乾燥が進んでいる様子が分か
         ります。まだ軽いキャメル色をしていますが検証させて
         いただいた「季節の花300」のHPでは更に褐色化が
         進むとグレーがかったものに変わるようです。


画像
画像
              【品種名】・・ モミジアオイ                  
      【学名】Hibiscus coccineus Walt.  
      【科名】アオイ科
      【分布】北アメリカ原産
      
       【適用】開花時期は7/10頃~ 8/ 末頃。花はいかにも
           ”夏”っぽい鮮やかな赤。
                           (出典;季節の花300)
画像
              (8月に撮影した時の実の状態です)
      【注】先月と比較すると実が大きく育っているのが分かります。
         「季節の花300」さんのHPでは、この実が割れて中から
         黒い種が現れる様子が確認出来ます。


画像
              【品種名】・・ ク チ ナ シ                 
      【学名】Gardenia jasminoides Ellis  
      【科名】アカネ科
      【分布】日本(本~琉).中国.台湾.インドシナ
      【適用】静岡県以西の暖地に生育する常緑の低木。沿岸
           域に多く明るいマツ林の尾根筋などのやや乾燥し 
           た場所に生育していることが多い。果実は朱色に 
           熟し、開く口がないのでクチナシという。果実は黄 
           色の染料に使用し、栗きんとんに混ぜると色鮮や 
           かになる。          (出典;植物雑学事典)
           開花時期は、6/15頃~7/末頃。香りでは春の 
           沈丁花、秋の金木犀に並ぶ。一重ものは早咲きで 
           八重ものはやや遅咲き。八重咲きものは実がなら 
           ないが一重咲きものは実がなる。
                            (出典;季節の花300)
      【注】この木は実が付いているので一重咲き種です。写真は
         2枚とも実を形成する途中の物ですが「開く口」はありそ
         うな形態をしています。来月もう一度要チェックです。


画像
画像
              【品種名】・・ シセントキワガキ                 
      【学名】Diospyros cathayensis A.N.Stw**
      【注】学名の末尾数文字は草があって読み取れなかっため
         未確のままです。  
      【科名】カキノキ科
      【分布】中国
      【適用】ロウヤガキ と同じく中国原産。シセンとは四川省
           のこと。常緑で冬でも葉を落さない。日本では庭木
           や盆栽などとして観賞の対象に。
                           (出典;四季の山野草)


画像
画像
              【品種名】・・ ロウヤガキ                 
      【学名】Diospyros rhombifolia Hemls.  
      【科名】カキノキ科
      【分布】中国
      【適用】日本には昭和になって観賞用に渡来。盆栽用とし
           て人気がある。3~4cmの小さな実で、柿 には見
           えないが色はまさに柿色。残念ながらシブガキ。
           葉が落ちた真冬でも赤い実をつけたままでカラスの
           食用にならず、まったく無傷なのは相当渋いのかも
           しれない           (出典;四季の山野草)


画像
画像
              【品種名】・・ キ ブ シ                 
      【学名】Stachyurus praecox Sieb.et.Zuc.  
      【科名】キブシ科
      【分布】日本(北~九)
      【適用】山野に自生し、春の訪れを告げる代表的な花。
           藤のようにたれ下がった花かららキフジ(黄藤)と 
           も呼ばれる。葉は緑~黄~赤へと変化し紅葉が 
           楽しめる。         (出典;四季の山野草)
           果実に含まれるタンニンが、黒色染料の五倍子
           (ぶし)の代用になる「木」であるところから命名。
                          (出典;季節の花300)


画像
画像
              【品種名】・・ コムラサキ                 
      【学名】Callicarpa dichotoma(Lour.)K.Koch  
      【科名】クマツヅラ科
      【分布】日本(本~琉),中国,朝鮮
      【適用】小紫は紫式部を小さくしたものなのでこの名前
            になった。
            紫式部 → やや大型(背が高い)。
              実も大きめ。実は比較的バラバラにつける。
            小紫 → やや小型(背が低い)。実も小さめ。
              実は枝に沿ってかたまるようにつける。実の
              つきかたがいいので花屋さんでは紫式部よ
              り人気が高い。   (出典;季節の花300)
            実の色が、一つの枝で緑~白~紫へ変化して
            いく様子が見られるのは、ほんのわずかな時
            期だけ。         (出典;四季の山野草)


画像
画像
               【品種名】・・ ナ ツ メ                
      【学名】Zizyphus jujuba Mill  
      【科名】クロウメモドキ科
      【分布】中国
      【適用】中国原産の サネブトナツメ が原種といわれ、日本
           では奈良時代には記録に登場しており、栽培の歴
           史は長い。ナツメの実は食用としても漢方薬として
           もおなじみだが赤く熟すとリンゴのような味で、食べ
           ると素朴な感じがする。ナツメの実は花粉症などの
           アレルギー症状を抑えてることで注目されている。
                           (出典;四季の山野草)
画像
      【注】「四季の山野草」さんのHPによれば、ナツメの実は熟す
         と艶のある茶色になるようです。小石川植物園のナツメ
         はそれに近い物もありますが、多くはドライフルーツ化
         (上の写真)しています。今年のあまりに過酷な猛暑が
         影響しているんでしょうか?これから気温が下がると本
         来の色艶に戻るんでしょうか?


画像
画像
              【品種名】・・ キ ケ マ ン                 
      【学名】Corydalis heterocarpa Sieb. et Zucc. var.
           japonica (Franch.et Savat.)Ohwi  
      【科名】ケシ科
      【分布】日本(本~琉)
      【適用】湿ったところに生える。開花は3/25頃~4/25頃
           花びらが互い違いになっている。
           「華鬘(けまん)」とは、仏殿の垂れ下がった造花状の
           飾りのことで、この花はどうやらその華鬘と似ていると
           ころから名づけられ。     (出典;季節の花300)
画像
      【注】「キケマン」と「タケニグサ」の実はおなじケシ科だけあ
         って、大きさも形態も良く似ています。
         しかし、茎の丈は同じ種とは思えないくらいの違いがあ
         ります。写真左の2m超の草とは思えないような大きさ
         のものは「キケマン」、右側の樹木ラベルに隠れるような
         50cm程度の極々普通サイズの物が「タケニグサ」です。


画像
画像
              【品種名】・・ タケニグサ                 
      【学名】Macleaya cordata(Willd.)R.Br.  
      【科名】ケシ科
      【分布】日本(本~九),中国,台湾
      【適用】アルカロイドを含む毒草なので触らないほうが無難
           時期により、花の色や姿が微妙に変化して結構面
           白い。             (出典;四季の山野草)
           開花時期は、6/20頃~ 8/10頃。山野、荒地な
           どに生える。花は白く、目立たない。
           名前は竹と一緒に煮ると竹が柔らかくなり細工しや
           すくなることから       (出典;季節の花300)
画像
      【注】「タケニグサ」の実は乾燥が早く、一部の実ははぜて種
         を放出しています。


画像
              (クリックすると画像が拡大します。
              【品種名】・・ メハジキ                   
      【学名】Leonurus japonicas Houtt
      【科名】シソ科
      【分布】日本(本~琉).朝鮮.中国.東南アジア
      【適用】道ばたや荒地に生える。秋にピンク色の花が茎に
           沿って咲く。名前は子供がこの茎をまぶたに貼って
           目を開かせて遊んだことから
                            (出典;季節の花300)
      【注】一部花が残っていまる状態ですが、花の上下の黒い
         点々は種です。「季節の花300」さんのHPで見ると褐
         色化してから種が出て来るようなのですが、小石川植
         物園のメハジキは緑を残したままで種をのぞかせてい
         ます。これも今年の猛暑の影響?


画像
              【品種名】・・ ア セ ビ                 
      【学名】Pieris japonica (Thunb.)D.Don  
      【科名】ツツジ科
      【分布】日本(本~九).中国(南部)
      【適用】高さ数mになる常緑低木。アセビの花序は7月に
           は伸び始めており、9月には今にも花を咲かせそう
           なほどの状況になっている。若い果実が付いている
           のにすでにつぼみを作り始めていることになる。
           アセビの花は早春の2月には咲き始めるので、つぼ
           みは前年の気温の高い季節に作る事が理にかなっ
           ている。これほど早期に花序を伸ばしてしまうと痛ん
           だり食べられたりしないかと心配になる。有毒植物
           であるアセビでは、そのような危険性は低いのかも
           しれない。          (出典;四季の山野草)
      【注】素人の私はこれが「実」と思っていましたが、来年咲く
         花芽なのだそうです。上から見ると放射状に開いてい
         て花の形状をであることが分かる気がします。


画像
画像
              【品種名】・・ ヤマブドウ               
      【学名】Vitis coignetiae Pulliatex Planch  
      【科名】ブドウ科
      【分布】日本(北~四).朝鮮.千島.樺太.アムール.ウスリー
      
       【適用】成長したつるは20~30mにも伸び、茎の太さも10
           cmにもなる。実は ノブドウ と違い、食べることがで
           きる。かなり酸っぱいので直接は食べないがジャム
           や果実酒として利用される。
                            (出典;四季の山野草)


画像
画像
              (クリックすると画像が拡大します。
              【品種名】・・ ボ タ ン                 
      【学名】Paeonia suffruticosa Andr.  
      【科名】ボタン科
      【分布】中国
      【適用】「立てば シャクヤク 座ればボタン」といわれるほど
           よく似るが、シャクヤクは草でボタンは木の仲間。
           改良された品種は300を超える。ボタンの実。
           実はシャクヤク の実とよく似るので、葉で区別する
           ことになる          (出典;四季の山野草)
      【注】ボタンの実がはぜて全開状態、中の種の状態が良く見えます。


画像
画像
              (クリックすると画像が拡大します。
              【品種名】・・ ウ ツ ギ                 
      【学名】Deutzia crenata Sieb.et Zucc.  
      【科名】ユキノシタ科
      【分布】日本(北~九).中国.朝鮮.ウスリー
      【適用】ウツギの実は真ん中から軸のようなものが突き出
           て、まるでコマのような面白い形をしている。
           ウツギとは「♪うの花の匂う垣根に・・・♪」の歌詞
           にあるあの花のこと。    (出典;四季の山野草)
      【注】コマも東北で見るようなクラシックな形をしていますし
         日本キセルの先っぽに煙草を詰めた様子にも似てい
         ます・・・が、若い方には通じないかも知れません。
         インナーイヤホンに似てる・・・って方が分かりやすい
         のかも

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック