”花巡り”12月の「向島百花園」

”春夏秋冬不断”と謳った「向島百花園」もさすがに目にするものは急激に減ってきて、平日はご老人の散歩と談笑の場に変わってきています。取り立てて目新しいものもないわけですが、目に付いたもの変化のあったものを出来る限り前月の状態と比較して掲載しました。
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              品種名・・アブラギク
      【別名】シマカンギク               
      【科名】キク科 キク属  
      【分布】日本(本州の近畿地方から四国、九州)、台湾
            朝鮮半島、中国東部
      【生態】日当たりのよい山麓に生える多年草。10月
           ~12月くらいに、黄色い花(頭花)をつける。
      【名前の由来】江戸時代にこの花を油に浸したもの
                を傷薬にしたことに由来

 
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               撮影日;12月6日
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               前月に撮影した時の状態
              品種名・・イソギク               
      【科名】キク科 キク属  
      【分布】本(東京、千葉、神奈川、静岡)
      【生態】海岸の岩場や崖などに群生する多年草。
            花は10月の末から11月にかけて黄色の
            管状花が咲く。
            薬用として風邪、高血圧、めまい、しもやけ
            腫れ物に、また食用としても利用された。
      【名前の由来】海辺の磯近くに生えるキクである
                 ことから

 
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               撮影日;12月6日
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               前月に撮影した時の状態
              品種名・・ハナイソギク               
      【科名】キク科 キク属  
      【分布】日本(千葉、静岡)
      【生態】海岸の崖などの生える多年草。日本に自生
            するキクと、中国原産の園芸種イエギクとが
            交雑したもの。
      【名前の由来】磯に咲く菊というところからきている
                良く似たイソギクとの識別のためハナ
                イソギクとされたようです。
      (注)見分け方;イソギク⇒黄色の筒状花だけが集まった花
               ハナイソギク⇒花の周辺部に白色の舌状花
                       があること

 
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               撮影日;12月6日
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               前月に撮影した時の状態
              品種名・・コ ギ ク               
      【科名】キク科 キク属  
      【生態】山野に咲く野菊を交配させた園芸種。多く
            の栽培菊が生み出されている。
            「コギク」は日本で改良された園芸品種の総称
            でヨーロッパに渡って改良されたものはスプレ
            ー菊と呼ばれている。

 
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               撮影日;12月6日
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               前月に撮影した時の状態
              品種名・・シロヨメナ               
      【科名】キク科 シオン属  
      【分布】本州~九州、台湾
      【生態】山地の林の中や森のヘリ、山岳道路の
            法面などに生える多年草。若芽、若葉
            つぼみは揚げ物、天ぷらにしたり、香
            歯切れがいいので塩茹でして水にさら
            した物は辛子マヨネーズ、あえもの、汁
            の実に利用される
      【名前の由来】ヨメナの白花ということからの名前
      (注)ヨメナ=女性が好んで摘んだことから「嫁菜(ヨメナ)」
        となったという説他・・

 
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              品種名・・カ リ ン               
      【科名】バラ科/属名 ボケ属 
      【分布】中国原産
      【生態】落葉性の高木で高さが8メートルくらいになる。
            中国から古い時代(一説には1000年以上前)
            に渡来して庭木や盆栽などとして植栽されてい
            た。果実は大きく、西洋梨形をして10チ程度。
            実り初め淡緑色で熟すと黄色に変わる。熟して
            もそのままでは渋いので果実酒や砂糖漬けな
            どに加工される。
            実は喉の痛みに有効なカリンポリフェノールとい
            う成分を含んでおり、縦割りにして乾燥させた後
            に刻んで煎じたものを鎮咳(ちんがい)薬として
            服用する。
            果実酒は疲労回復の薬用酒として利用される。
      【名前の由来】Net上では確認できませんでした。

 
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              品種名・・ツ バ キ               
      【科名】ツバキ科 ツバキ属  
      【分布】日本特産
      【生態】東北以西の暖地に生育する常緑の小高木。
             照葉樹林(シイ・カシ帯)の代表的な種。
             一重や八重があり園芸品種も多数ある。
             種子は油を大量に含んでおり、ツバキ油が
             採取され灯明・薬・化粧などに使用され重
             要な植物とされれていた。
      【名前の由来】”光沢がある”意の古語 「艶葉木
                (つやはき)」から他

 
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               撮影日;12月6日
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               前月に撮影した時の状態
              品種名・・サザンカ               
      【科名】ツバキ科 ツバキ属  
      【分布】日本特産。日本(四国の太平洋岸、九州の
            南半分、南西諸島)
      【生態】山地の林内や林縁に生える常緑高木。10月
            から12月にかけて白色の花を咲かせる。一重
            二重で八重咲きはない。花は10~12月に白
            い五弁花を開き、花弁は分かれて散る。園芸
            進取が多い。種子から採油できツバキ油と同
            様の脂肪油でツバキ油として、軟膏の原料に
            用いる
      【名前の由来】①椿を中国「山茶花(さんさか)」と取
                 り違えそれが訛ったもの
                 ②「和漢三才図会(1713)」には、「茶
                 に代へて飲と作すべし。故に茶の名を
                 得た」という記述があり、このことから、
                 山茶花(さざんか)の名になった

 
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              品種名・・スイセン               
      【科名】ヒガンバナ科 スイセン属  
      【分布】地中海沿岸、カナリー島の原産
      【生態】地下にラッキョウ型の球根があり増殖する
            多年草。日本には、南宋の頃に修行僧が
            持ち帰った。冬から早春にかけて開花する。
            伊豆の爪木崎のように群生するのは、競合
            する植物が少ない時期に生育することと、有
            毒のアルカロイドを含むので動物に食べられ
            ないことによる。
            茎をすりおろしたものをははれもの、肩こりの
            湿布薬として利用した。
      【名前の由来】古代の中国で水辺を好んで繁茂する
                清らかな植物を「水の仙人」と呼んでい
                た。和名は中国名の「水仙」をそのまま
                音読みにしたもの

 
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              品種名・・センニチソウ               
      【科名】ヒユ科 センニチコウ属  
      【分布】熱帯アメリカ、南アジア原産地
      【生態】17世紀に渡来した栽培植物。花が終わって
            も脱落せず、長期にわたって美しいままであ
            ることがあるが、苞や萼が花弁状になってい
            る植物共通の特徴で園芸用に好まれている。
      【名前の由来】①夏から秋まで長い間紅色が色あ
                せないことから。②ドライフラワーにし
                ても花の色が落ちにくいことから

 
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              品種名・・タカサゴユリ               
      【科名】ユリ科 ユリ属  
      【分布】台湾、日本(本、四、九)
      【生態】大正末期に観賞用として台湾から日本に入
            った。種子で簡単に増えることとテッポウユリ
            によく似た花を咲かせるので、除草されず野
            生化している。テッポウユリとの違いは花に
            薄く淡紫色のすじが混じり純白ではないこと。
            滋養強壮、気管支炎、せき・たんなどに利用
            されていた。
      【名前の由来】琉球語の古称では台湾はタカサゴと
                呼ばれていたため

 
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               撮影日;12月6日
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               前月に撮影した時の状態
              品種名・・トウテイラン               
      【科名】ゴマノハグサ科 トウテイラン属  
      【分布】日本固有の品種
      【生態】近畿や中国地方の海岸に自生する多年草
      【名前の由来】美しいヒスイ色をしていると言われる
                中国の洞庭湖の水の色に見立てて

 
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               撮影日;12月6日
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               前月に撮影した時の状態
             品種名・・フウセンカズラ               
      【科名】ムクロジ科 フウセンカズラ属  
      【分布】北米南部
      【生態】栽培植物。白い小さな花を咲かせる。果実
            は膨らんで風船状となっておもしろく観賞用
            に栽培される。
      【名前の由来】実が紙風船の形をしているつる性
                の植物と言うことから

 
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               撮影日;12月6日
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               前月に撮影した時の状態
              品種名・・フ ヨ ウ               
      【科名】アオイ科 フヨウ属  
      【分布】日本(四国、九州、沖縄)、中国、台湾
      【生態】8月頃から10月まで直径10~14cmの見
            事な花を咲かせる落葉の低木。花は早朝
            に開き夕方にはしぼんでしまう1日花。寒
            さによって、地上部は枯れてしまう。
            花に含まれる粘液質のサポナリンのはた
            らきで、解熱、利尿、解毒、かゆみ止めと
            して利用されていた
      【名前の由来】中国から生薬として輸入され漢名
                を音読みしたもの
      ◆つり小屋おやじの視点;
         先月もほぼ実が茶褐色でしたが中にはグリーン
         のものもあり夏の残り香が感じられる状態でした
         今月は前面褐色で種をはぜたものも見られます。

 
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(写真が細かく判りにくいと思います拡大してご覧下さい。クリックすると画像が拡大します。
                撮影日;12月6日
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(写真が細かく判りにくいと思います拡大してご覧下さい。クリックすると画像が拡大します。
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               前月に撮影した時の状態
             品種名・・ ボ  ケ                
      【科名】ボケ科 ボケ属  
      【分布】中国原産
      【生態】雌雄同種の落葉低木。園芸品種は、日本
            原産のクサボケと中国原産の4種類のボケ
            を交配したもので、種類は多く現在150種あ
            まりと言われている。
            果実は酸味と香りが良い薬用酒になり、疲労
            回復や慢性リューマチに有効とされている。
      【名前の由来】中国名の木瓜(ぼけ)がモケと発音
                 されていたが転訛してボケとなった
      ◆つり小屋おやじの視点;
         今月、花はまだ付いていますが実は落として
         冬支度を終えた感じです。

 
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               撮影日;12月6日
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               前月に撮影した時の状態
              品種名・・ミツマタ               
      【科名】ジンチョウゲ科 ミツマタ属  
      【分布】中国南部原産
      【生態】落葉低木。室町時代に渡来、江戸時代から
            製紙に使われるようになった。
      【名前の由来】必ず根元から枝が3つ又に分かれる
                特性があることから
      ◆つり小屋おやじの視点;
         花は数も花の大きさも今月のほうが盛んになって
         います。

 
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                撮影日;12月6日
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               前月に撮影した時の状態
             品種名・・マンリョウ               
      【科名】センリョウ科 センリョウ属  
      【分布】本(東海、紀伊半島)、四、九、沖
      【生態】暖地の林内に生える常緑低木。5~6㍉で
            赤色の実が美しく園芸用に植栽される。
      【名前の由来】万両は垂れ下がり、千両は上向きに
                つくので、万両の方が重い、千両は軽
                いとのことから名づけられた
      ◆つり小屋おやじの視点;
         センリョウやヤブコウジは先々月から盛んに実を
         つけて華やいでいましたが、マンリョウがようやく
         色をつけました。

   花の写真は次ぎのように掲載してあります。     
      上段 ・・全体の写真。小さな花 携帯電話と対比
      下段 ・・花もしくは実のクローズアップ
       品種名、科名、分布 ・・・Net数種から検索し編集
       生態、名前の由来 ・・Net数種から検索し編集
       前月から続く物は前月の写真を印にて掲載。


・・・初心者マークのページに最後までお付き合いいただきありがとうございました。
種類も数も少ないので集約してレポートしました。「向島百花園」も”春夏秋冬不断花”を謳った江戸の粋人に習ってもう少し花を増やして欲しいですネ。今の状態は”野暮”ですヨ。

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