”花巡り”12月の「都立薬用植物園」(2)’民間薬原料’’有用植物’編

画像
(晩秋の空に映える「キダチチョウセンアサガオ」の花→クリックすると画像が拡大します。
今日は「有用植物区」と「民間薬原料植物区」と2つのエリアに咲く花々をレポートします。訪問した日ボランティアガイドの方からこんな話を聞きました「人間は人類誕生の時から植物の世話になって生命をつないで来た・・・なのに、今の人類は植物を粗末にしすぎる、これは間違っている」・・と、今日のエリアはお世話になってきた植物達で一杯です。【適用】のひと口Memoに人間係わり合いが載っています。「へェ~そうなんだ!」とか言う事が載っています。人類5万年の歴史の中、トライ&エラーで確認してきたものなので短いコメントに込められた意味合いは貴重なものだと思います。

   花の写真は次ぎのように掲載してあります。     
      上段 ・・全体の写真。小さな花 携帯電話と対比
      下段 ・・花もしくは実のクローズアップ
       品種名、科名、分布 ・・・「薬用植物園」表記内容から転記
       生態、備考、概要 ・・「薬用植物園」表記内容から転記
       前月から続く物は前月の写真を印にて掲載。


                有用植物区 
有用植物区概要;『(略)昔から食用や繊維などに利用してきた植物や今後期待される植物を集めました。また、世界中の各地域やそれぞれの民族の持つ、伝統医学で用いられる薬用植物も栽培しています。』
 
画像
画像
               撮影日;12月1日
画像
               前月に撮影した時の状態
              品種名・・アワコガネギク               
      【科名】キク科  
      【別 名】アブラギク、キクタニギク
      【薬用部分】葉、花
      【適 用】入浴剤

 
画像
               撮影日;12月1日
画像
               前月に撮影した時の状態
              品種名・・リョウリギク               
      【科名】キク科  
      【適 用】頭花を食用とする。

 
画像
               撮影日;12月1日
画像
               前月に撮影した時の状態
              品種名・・ キ  ク                
      【科名】キク科  
      【生薬名】杭白菊
      【適 用】杭州市付近で栽培されている。頭花を
               茶用に用いる。

 
画像
               撮影日;12月1日
画像
               前月に撮影した時の状態
              品種名・・チ コ リ               
      【科名】キク科  
      【適 用】ヨーロッパでは利尿、健胃薬などの民間薬
             にされるほか、根を炒ってコーヒーの代用に
             される。

 
画像
               撮影日;12月1日
画像
               前月に撮影した時の状態
              品種名・・リクチメン               
      【科名】アオイ科  
      【適 用】アメリカ起源の栽培ワタ。世界で最も作付け
              面積の多い種類である。

画像
               撮影日;12月1日
画像
画像
               前月に撮影した時の状態
              品種名・・ワ  タ               
      【科名】アオイ科  
      【生薬名】脱脂綿 日本薬局方
      【薬用部分】脱脂し、漂白した種子の毛
      【適 用】外科手術など医療に広く用いられる。
      ◆つり小屋おやじの視点;前月は実が混在していまし
        たが、今月は全部”綿”を実らせていました(リクチメン
        も同様)。綿と言うとアメリカ映画で見た綿摘みを思い
        出しますが、”過酷=夏”と思ってましたけど晩秋だっ
        たんですか・・・イメージが変わって来そう。

 
画像
               撮影日;12月1日
画像
               前月に撮影した時の状態
              品種名・・カイトウメン               
      【科名】アオイ科 
      【適 用】線毛がワタの中で最も長く、また種子と
              離れやすい。
      ◆つり小屋おやじの視点;同じ”綿”でもこの種類は
         晩生のようで状態は前月とほとんど変わっていま
         せん。

 
画像
               撮影日;12月1日
画像
               前月に撮影した時の状態
              品種名・・シャクリソバ               
      【科名】タデ科  
      【適 用】インド北部、中国原産でソバの同属植物
      つり小屋おやじの視点;写真が上手く撮れてない
        ので分かり難いのですが、花の数は大幅に減って
        いました。前月の1/3くらいでしょうか?この花も
        実を付ける準備に入って来たようです。

 
画像
              品種名・・ハナセンナ               
      【品種名】アンデスの乙女 
      【科名】マメ科
      ◆つり小屋おやじ的視点;この種類は今月になっ
         て気が付いたものです。その頑健さが先ず目に
         付いたんですが、品種名は「乙女」ですから”花”
         は可憐なんでしょうか?・・疑問が残ります。実だ
         け見たら「アンデスのおかん」みたいなんですけど
         来年検証しないといけません。


                民間薬原料植物区 
民間薬原料植物区概要;『古くから民間での経験や言い伝えにより用いられている「くすり」を民間薬といいます。この区にはわが国の民間薬の原料植物を中心に栽培しています。(後略)・・』

画像
              品種名・・キダチチョウセンアサガオ               
      【科名】ナス科  
      【生薬名】ダツラ,マンダラヨウ(曼荼羅葉)、ダツラシ,
             マンダラシ(曼荼羅子)
      【薬用部分】葉、種子
      【用途】硫酸アトロピン(鎮痛、鎮痙薬)等の製造原料
      【成分】アルカロイド(ヒヨスチアミン等)   
      【原産地】中南米 
      【英名】エンジェル・トランペット 
      (有毒植物)
      【追加記事】近年エディプルフラワー(食用花)と間違
              えて中毒した事例が発生しています。
              キダチチョウセンアサガオは、チョウセンア
              サガオと同様にヒヨスチアミン他を含有して
              いますので、誤食しないように注意してくだ
              さい。

 
画像
(花弁は落としていますが、まだ蜜があるのでしょうか?・・蟻が一匹、鍔を巡っていました→クリックすると画像が拡大します。撮影日;12月1日
画像
               前月に撮影した時の状態
              品種名・・ヤエチョウセンアサガオ(黄花)               
      【科名】ナス科   
      (有毒植物) 

 
画像
               撮影日;12月1日
               前月に撮影した時の状態
              品種名・・クサボケ               
      【別 名】シドミ、ジナシ、ノボケ、コボケ   
      【分 類】バラ科 
      【生薬名】モッカ(和木瓜) 
      【薬用部分】果実
      【用 途】民間療法として果実酒、煎汁で整腸、
             疲労回復など。
             食用に砂糖漬け、ジャムなど。   
      【成 分】リンゴ酸、クエン酸、酒石酸など 
      【原産地】日本(本州、九州)

 
画像
               撮影日;12月1日
画像
               前月に撮影した時の状態
              品種名・・サフラン               
      【分 類】アヤメ科   
      【生 薬 名】サフラン 日本薬局方収蔵 
      【薬用部分】柱頭 
      【用 途】ヨーロッパでは鎮痛、通経薬に使用。
            日本では冷え性などの改善に温湯で
            服用。
      【成 分】カロチノイド配糖体(クロシンなど)   
      【原 産 地】地中海~インド

 
画像
画像
            (クリックすると画像が拡大します。
        品種名・・スノードロップ(エルウェシー種)               
      【科名】ヒガンバナ科   
      【用途】ガランタミン製造原料
      ◆つり小屋おやじの視点;初めて目にした花ですが、
         造形的にバランスの取れた美しい花が何故この
         時期に咲くのか不思議だったので調べてみました。
         少々長くなりますが時間のある方は読んでみてくだ
         さい。
           
①別名;マツユキソウ(待つ雪草)、花期;春、花言葉;「希望、慰め」
②【名前の由来】「雪の耳飾り」(注)ドロップ=耳飾
③純潔の象徴;聖母の花としてキリスト教の聖燭祭(2月2日・聖母御潔めの祝日)には祭壇に撒かれ、純潔の象徴とされる。
④言伝え-1;(ドイツ)「新年の前にスノードロップを見た者は幸福になる」→「雪は色を持たなかったので、花たちに色を分けてくれるように頼んだ。どの花もそれを拒み、スノードロップだけが自分の花の色を分け与えた。雪は感謝しスノードロップに春一番の花を咲かせる栄光を約束した」
⑤言伝え-2;「アダムとイブがエデンの園から追放された時、降りしきる雪に絶望して泣きじゃくるイブを慰めるため、天使がひとひらの雪に息を吹きかけた。それは地に落ちて春の兆しのスノードロップとなり、そして≪希望≫が生まれた」

12月の「都立薬用植物園」(1)へはこちらからアクセスできます。

・・・初心者マークのページに最後までお付き合いいただきありがとうございました。
スノードロップは本来、早春の花なんですネ、その花が何かの要因で早く咲けば「何か良い事が・・!」と思うのもうなずけます。最後まで読まれてスノードロップを目にされた方にドイツの伝承通りに幸福が訪れますように・・

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック