”花巡り”12月の「小石川植物園」(3/3)

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( クリックすると画像が拡大します。 )絶滅危惧AⅠ類・父島固有種の「シマカコソウ」の貴重な花が咲いていました。 
12月の「小石川植物園」へようこそ・・今日は「標本保存園」以外の花と温室についてレポートをします。このエリアにも貴重で含蓄の高い植物が保存されていました・・・多少、説明が長い部分もありますが・・ご覧下さい。

   花の写真は次ぎのように掲載してあります。     
      上段 ・・全体の写真。小さな花 携帯電話と対比
      下段 ・・花もしくは実のクローズアップ
       品種名、科名、分布 ・・・Net数種から検索し編集
       生態、名前の由来 ・・Net数種から検索し編集


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              品種名・・コダチダリア               
      【科名】キク科  
      【分布】メキシコ~コロンビア
      【生態】超大型種で草丈が 3 ~ 4 メートルにもなる。
            日照時間が短くなると咲く短日植物で,11 月
            以降にピンクの花を開花させる。ダリアで南米
            にまで広がったのは2種類に限られそのうちの
            1種。
      【名前の由来】背が高く木立のようなダリアから・・?

 
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      (クリックすると画像が拡大します。
              品種名・・マリアアザミ               
      【科名】キク科  
      【分布】地中海沿岸、北アフリカ、アジア
      【生態】赤紫色の花をつけ、トゲを持ち、白いまだら
           模様を持っている大きな葉が特徴。ヨーロッパ
           では2000年以上も前から肝障害の治療として経
           験的に愛用され、ドイツをはじめヨーロッパ各国,
           中国,韓国などではマリアザミが肝臓の治療薬と
           して認可されている。
           種子から抽出されるシリマリンの科学的に立証さ
           れている薬効は
           ①抗酸化作用、解毒作用により、肝細胞へ侵入
            しようとする毒素を阻止したり、蓄積された毒素
            を浄化することで、肝臓病の症状改善に効果が
            ある
           ②実に含有されるシリマリンは肝臓のタンパク質
            合成の作用もあり、肝臓細胞の再生能力を上げ
            る働きをする。
      【名前の由来】葉の白いまだら模様がミルクがこぼれた
                ように見えるため、。
         (参)聖母マリアがとげに触れ、持っていたミルクを思わ
           ずこぼしたためにで白色の模様ができたという伝説
           に繋がる。

 
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              品種名・・ナカガワノギク               
      【科名】キク科  
      【分布】日本(徳島)
      【生態】徳島県の固有種で、那賀川でも阿南市持井より
           那賀町長安口ダムまでの限られた範囲にしかな
           い珍しい野生菊。大雨が降ると水に浸かるような
           川のそばの岩場に生育するが、日本の野生菊の
           仲間には渓流帯に生えるものは他には無い。リュ
           ウノウギクによく似ているので、リュウノウギクと共
           通の祖先を持ったものが渓流帯に適応して生まれ
           たものと考えられている。
           渓流帯はいったん増水すると数日間も濁流に浸か
           るため、できるだけ水の抵抗を少なくするよう進化
           するので葉が細くなっていて、ナカガワノギクも他
           の菊に比べて葉が細いと言う渓流沿い植物の特
           徴を持っている。
      【名前の由来】徳島県の那賀川で発見されたため

 
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              品種名・・ワジキギク               
      【科名】キク科  
      【分布】日本(徳島)
      【生態】徳島県の固有種でナカガワノギクとシマカン
           ギクの自然雑種で旧鷲敷町で発見された。
           葉は細長いものの、ナカガワノギクより切れ
           こみの数が多いことや、葉裏が白くならない
           など、ナカガワノギクとシマカンギクの両者の
           中間的な形態を持っている。
      【名前の由来】発見地の徳島県旧鷲敷町から

  
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      (クリックすると画像が拡大します。
               品種名・・ヒマラヤザクラ               
      【科名】バラ科  
      【分布】東アジア~中央アジア
      【生態】ヒマラヤ山脈の標高1100~2300mの暖温
           帯に生育し、日本には、1968年にネパール
           の皇太子殿下から熱海市に贈られてきた種子
           から始まっている。
           二酸化窒素の吸収力がソメイヨシノの約5倍と
           高いため、環境浄化木として注目されている。
           耐寒性が強く最低気温5℃以上の地域であれ
           ば、11ヶ月間常緑を維持する。
           同じ冬咲きでもか細い咲き方の“10月桜”とは
           異なり、ソメイヨシノよりも濃く豪華な花を咲かせ
           る。

ここからはどれも貴重種名のですが、被写体まで距離があって私のカメラの能力ではっきり撮れていないので参考程度にご覧下さい。(ズームがこれで精一杯ないので写真を拡大して見てください)
 
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              品種名・・シマカンギク               
      【科名】キク科  
      【分布】日本(本~九)、朝鮮、台湾、中国
      【生態】西日本に分布するキクの仲間で頭花は2.5cm
           と大きく、葉が細かく切れないのが特徴。
      【名前の由来】“寒い季節に咲くキク”から付けられ
               ていますが、山間部に生育するので
               何故“島”が付くかの意味は永遠の謎
               のようです。

 
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              品種名・・オキノアブラギク               
      【科名】キク科  
      【分布】日本(島根県、山口県)
      【生態】道側、海岸、山足などに生育する多年生草
           で、2cm程度の小花を咲かせる。島根県
           (隠岐)、山口県(見島)に分布しきわめて限
           られた場所にのみ生育する。
      【名前の由来】島根県隠岐に咲く菊であることから。

 
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               品種名・・オッタチカンギク               
      【科名】キク科  
      【分布】日本(島根県)
      【生態】シマカンギクの変種とされ、シマカンギクや
           サンインギクとの明確な区別がつかない。
           岩の上などに生育する。10月から12月ご
           ろ、黄色い舌状花の頭花を咲かせる。
      【名前の由来】島根県出雲市乙立(オッタチ)町で
               発見された冬咲きのキク・・から

 
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              品種名・・ニジガハマギク               
      【科名】キク科  
      【分布】日本(山口県)
      【生態】発見地の虹ヶ浜周辺の道路わきや崖地など
           で多く見られる固有種。開花すると黄色い絵
           の具を塗ったように一面に広がります。白花
           のノジギクと黄花のシマカンギクの雑種であ
           るため、黄色のほかに白やクリーム色の舌状
           花を持つ個体も見られる
      【名前の由来】山口県光市にある二次ヶ浜で発見されたため。

ここからは温室に咲く花達です。規模は小さいのですが貴重種が大切に保存されているエリアです。
 
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              品種名・・タチテンノウメ 
      【学名】Ostemomeles boninensis              
      【科名】バラ科  
      【分布】記載無し
      【生態】小笠原の父・兄・妹・聟島にのみ分布する
           固有種の常緑低木。枝先に12mmほどの
           白い花を散状に付ける(房散花序)。実は
           10mmほどで、黒紫色に熟す。
      【名前の由来】タチテンノウメという名前は、立ち上
               がって枝を伸ばす特徴を捉えたもの

 
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              品種名・・シラゲテンノウメ
      【学名】Ostemomeles lanata               
      【科名】バラ科  
      【分布】記載無し
      【生態】小笠原の固有種の常緑小低木。乾燥した
           岩場などに生える。タチテンノウメと近い種
           になるが、タチテンノウメとの違いは匍匐性
           があり全体に綿毛が生えること。果実は球
           形で秋に紫色や白に熟する。

 
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              品種名・・Aglaonema commutatum              
      【科名】サトイモ科  
      【分布】フィリピン~セレベス島

 
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             品種名・・ネペンテス(ウツボカズラ) 
      【学名】Nepenthes L.              
      【科名】ウツボカズラ科  
      【分布】熱帯アジア、オーストラリア、マダガスカル
      【生態】食虫植物のひとつで、約70種類が分布する。
           葉の先が伸びて捕虫嚢(袋)となり、甘汁を分
           泌して虫を誘い袋内に落とし入れ分泌吸収す
           る。
           栽培する時には、特に捕虫させる必要はない。

 
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              品種名・・シマカコソウ 
      【学名】Ajuga boninsimae              
      【科名】シソ科 
      【生態】絶滅危惧AⅠ類。小笠原固有種。小笠原の
          登山道を歩いていても見ることがごく稀なほど
          自生地は限られていて、しかもこの自生地のわ
          ずか一角にしか生えない貴重種。野生のヤギの
          食害で壊滅状態となっている。

 
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              品種名・・T・デイアキデンテス               
      【科名】記載無し  
      【分布】記載無し

 
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              品種名・・thrium               
      【科名】記載無し  
      【分布】記載無し 

12月の「小石川植物園」(1/3)へはこちらからアクセス出来ます。
12月の「小石川植物園」(2/3)のページへはこちらからアクセスできます。
     

・・・初心者マークのページに最後までお付き合いいただきありがとうございました。
「小石川植物園」には貴重種が沢山保存されていますが、入園者は学術のための見学と言う前提なのか、全くのノーチェックで、見学者のマナーが気になるところです。先日も団体のおばちゃま達が菊の種をもいで持って行こうとしていたのでオジサンはついつい注意してしまいました。種だって標本なんですから・・困ったものです

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    Excerpt: 先月「小石川植物園」を訪れた際に一面セピア色に変化しているのを目にして”12月はもうダメなんだろう”と見極めは付けていたのですが、念のためにとのぞいて見ましたら・・・花達はまだまだ頑張っていたんです。.. Weblog: 花巡り&下町巡り時々祭り racked: 2009-12-03 23:29