”花巡り”12月の「小石川植物園」(1/3)

先月「小石川植物園」を訪れた際に一面セピア色に変化しているのを目にして”12月はもうダメなんだろう”と見極めは付けていたのですが、念のためにとのぞいて見ましたら・・・花達はまだまだ頑張っていたんです。頑張っていた様子を①前月と重なる花、②今月になって目にした花、③温室他の3部仕立てでレポートします。

                前月から続く花 
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         撮影日12月1日
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                   前月に撮影した時の状態
              品種名・・シ オ ン               
      【科名】キク科  
      【分布】日本(中国、九)、中国、朝鮮、モンゴル、シベリア
      【生態】日本では花が美しいので観賞用として
             栽培されている。平安時代に中国から薬草
             として渡来、栽培の歴史は古い。
             含有成分サポニンが気道粘膜の分泌促進
             をして痰が出やすくなるため、漢方薬として
             せき止め、去痰、利尿に利用される。
      【名前の由来】中国からの生薬名「紫苑」を音読み
                  にして「シオン」とされた。
      コメン;大きい変化は見られません。    
 
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         撮影日12月1日
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                  前月に撮影した時の状態
              品種名・・イソギク               
      【科名】キク科  
      【分布】日本(本州)
      
         【生態】海岸の岩場や崖などに群生する多年草。
             花は筒状花のみで花びら状のものは見ら
             れない。
      【名前の由来】海辺の磯近くに生えるキクの意味
      コメント;この花は今月のほうが花が成長して大
               きくなっていました。セピア色の世界で
               は一際目に付いていました。生命力の
               強い花です。

 
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        撮影日12月1日
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                   前月に撮影した時の状態
              品種名・・ツワブキ               
      【科名】キク科  
      【分布】日本(本~九)、中国(中部)、朝鮮(南部)、
              台湾
      【生態】海岸や海辺の山などに生える雌雄異株の
              常緑多年草。庭などによく植えられ、園芸
              種も多い。キャラブキは、元来ツワブキで
              作るもので食用とされていた。
      【名前の由来】和名は厚葉蕗と書き、葉が厚く蕗
                  (ふき)に似ることから
      コメント;先月は比較的大柄な花を咲かせていま
              したが、半分乾燥して褐色化しています。
              もう終るのも近い状態です。

 
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         撮影日12月1日
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                  前月に撮影した時の状態
              品種名・・ノリウツギ               
      【科名】ユキノシタ科  
      【分布】日本、中国、台湾、樺太、南千島
      【生態】山すその日当たりが良く少し湿った場所に
             生育する落葉の低木。民間薬として樹皮の
             内皮の粘液を疥癬(かいせん)などの治療
             に外用として用いた
      【名前の由来】和紙をすく際の糊に樹液を利用した
                  ことから(ウツギ=茎が空洞)
      コメント;先月はドライ化はしていましたが花の形は
               留めていました。今月はかすかに残滓があ
               る程度となっています。

 
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         撮影日12月1日
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                   前月に撮影した時の状態
              品種名・・ガクアジサイ               
      【科名】ユキノシタ科  
      【分布】日本(本州南岸~四)
      【生態】日本固有の種のアジサイ。アジサイと同様
             に、花を煎じて風邪で発熱や咳などに民間
             薬として利用されていたようです。
      【名前の由来】花序の周縁を装飾花が額縁のように
                  取り囲んでいることから
      コメント;今月のほうが密度は高くなっていますが大
              きな変化はないようです。

 
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         撮影日12月1日
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                    前月に撮影した時の状態
              品種名・・ヤブサンザシ               
      【科名】ユキノシタ科  
      【分布】日本(本~九)
      【生態】山野に自生する落葉低木。林縁や明るい
             林などに生育する。雌雄異株。5つの花弁
             に見えるものは萼で花ではなく、花弁は萼
             (がく)の間にある小さなへら状の物。果実
             は球形で赤く熟す。
      【名前の由来】藪(やぶ)に生えていて、赤く熟した
                 果実がバラ科のサンザシに似ている
                 ことから
      コメント;実の数そのものは変わっていませんが
              熟し具合が進んで完熟状態になってい
              て種となって落ちるのも間近のようです。

 
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         撮影日12月1日
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                    前月に撮影した時の状態
              品種名・・ムラサキシキブ               
      【科名】クマツヅラ科  
      【分布】日本(北~琉)、中国、朝鮮、台湾
      【生態】山野に生え、高さ2~3㍍になる落葉低木。
             植物園以外ではあまり見かけない。
      
         【名前の由来】実の美しさを平安時代の才女で
                 人気も高かった紫式部にたとえた
                 ことから

 
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         撮影日12月1日
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                     前月に撮影した時の状態
              品種名・・コムラサキ               
      【科名】クマツヅラ科  
      【分布】日本(北~琉)、中国、朝鮮
      【生態】山麓や原野の湿地にまれに生え高さ1~
             1.5㍍になる。庭木として植えられることが
             多い
      【名前の由来】紫式部を小さくしたものなので この名前に

 
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         撮影日12月1日
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                     前月に撮影した時の状態
              品種名・・イセハナビ               
      【科名】キツネノマゴ科  
      【分布】中国
      【生態】江戸時代に中国経由で渡来して観賞用に
             栽培されている。
      【名前の由来】Net上からは由来は不明
      コメント;開花は続いていますが、花の数は30%
              程度減ってきて減衰がうかがえます。

 
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         撮影日12月1日
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                       前月に撮影した時の状態
              品種名・・ア セ ビ               
      【科名】ツツジ科  
      【分布】日本(本~九)、中国(中部)
      【生態】やや乾燥した山地に生え、一般には観賞
             用として植栽されている常緑の低木。
      
         【名前の由来】馬が食べると酒に酔ったようになる
                  ことから「馬酔木(あせび))となった
      コメン;大きい変化は見られません。

 
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         撮影日12月1日
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                       前月に撮影した時の状態
              品種名・・ミツマタ               
      【科名】ジンチョウゲ科  
      【分布】中国
      【生態】落葉低木。室町時代に渡来、江戸時代から
             製紙に使われるようになった。
      【名前の由来】ミツマタという和名の由来は、枝が
                 根元で3つ又に分かれるから
      コメント;花は今月のほうが数も勢いもあり”盛り”と
              言う状態になっています。

 
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         撮影日12月1日
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                    前月に撮影した時の状態
              品種名・・セイシカ               
      【科名】ツツジ科  
      【分布】日本(琉球)、中国、台湾
      
         【生態】山地のやや湿った場所; 河川や渓流の近
             くに多い小高木、日本では絶滅危惧種の
             ツツジとされている貴重種。
      【名前の由来】Net上からは見つける事は出来ませんでした
      コメント;実と言って良いんでしょうか、先月よりは
              数も多く形も大きくなってきています。

 
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         撮影日12月1日
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                   前月に撮影した時の状態
   品種名・・Cotoneaster Wsardii.               
      【科名】バラ科  
      【生態】常緑つる性低木 日当たりが良く、適湿な
             場所を好む。秋になると枝にたくさん付いた
             小さな美しい赤の果実を付ける。
      【日本名】コトネアスター・ホリゾンタリス
      コメント;実の数、状態はさほど変わっていません。
              多少熟したのか今月の実には鳥に啄ばま
              れた様子が見えます。

   花の写真は次ぎのように掲載してあります。     
      上段 ・・全体の写真。小さな花 携帯電話と対比
      下段 ・・花もしくは実のクローズアップ
       品種名、科名、分布 ・・・小石川植物園”樹木ラベル”から転記
       生態、名前の由来 ・・Net数種から検索し編集
       前月から続く物は前月の写真を印にて掲載。

12月の「小石川植物園」(2/3)のページへはこちらからアクセスできます。
12月の「小石川植物園」(3/3)へはこちらからアクセス出来ます。



・・・初心者マークのページに最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ここまでが先月から続く”花と実”のレポートです。変化の具合は見てもらうことが出来たでしょうか?
次回からは今月変化のあったもの(もしくは先月見落としたもの・・?)をレポートします。

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