”紅葉巡り”何時でも絵になる驚き「小石川後楽園」

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 小石川後楽園は何時の時期に訪問しても必ず
  絵になる景観を提供してくれて期待を裏切る事があ
   りません。オーソドックスですが松坂、岩隈クラスの
  実力のスーパーエースではないでしょうか・・?
  紅葉には早いこの時期も園内のPOINT数箇所に早
   めに紅葉する樹木を配して見る者を失望させない巧
  みな演出や紅葉に変わる工夫がありました。

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 飽きさせない配慮 ⇒「冬桜」 入って直ぐ左にある
   涵徳亭の前に配置されて楚々とした桜が爽やか
   さと意外感とで一気に非日常の時空へと誘います。

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 飽きさせない配慮 ⇒「つわぶき」 
  涵徳亭の奥、西湖の堤には”つわぶき”が群生して
   います。一株ではいかつい”つわぶき”ですが広い
   堤に配されると黄色が映えて可憐さを演出して来園
   者を和ませます。 


               一つ松~蓮池 
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 くすんだ色合いなのですが対岸”紅葉林” に視線を
   送るようレイアウトされていて、紅葉樹木を目にした
   来園者は一気にテンションが上がると言う巧みなか
   らくりがあります。   


                 白糸の滝近辺 
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  ここの紅葉はまだまだオールグリーンで紅葉には一切
   関係ない感じすらしますが、やはり対岸の紅葉を目に
   すると「ここが時期を迎えたら・・・こんな具合に紅葉する
     んだろう」とイマジネーションが膨らみます。目の前の石
   組みなんかもよりそうした環境を高めています。巧みな
   演出です。   


                松原近辺 
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   こもエリア全体はオールグリーンですが、対岸の紅葉
   はどうしたって目に入るポジションッです。しかもより効
   果を高め飽きさせないために目の前に蓬莱島を置いて
   さらに松原側には入り江や岬、石灯籠が設えられてい
   ますから、白糸の滝の ビジュアルより一層インパクトを
   持って重層的な対岸の景色を楽む事が出来ます。
    江戸の設計者のセンスはスゴイです  


               竹生島からの景観 
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 松近辺です。レイアウトには決して同じ景色がない
   ように重層的に仕掛けを作ってあるようです。合わ
   せてそれぞれのPOINTが関連し合い補完する関係
   になっています。


               延段からの景観 
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 ここからのビューポイントは「蓬莱島」になります。
   ビューポントの中で唯一足を踏み込むことのない
   場所です。
   蓬莱とは「仙人が住むといわれている場所」を意
   味していますから踏み込めない場所は、より神秘
   的な趣を高める・・見る者に感じさせると言うストー
   リーがあるようです。 


               対岸の紅葉の正体 
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 それぞれのPOINTから来園者の視線を引き付けた
   樹木は中央の薄っすらと朱色をした樹木です。

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眩いほどの赤・・・を連想していましたが、内側から
   は意外な位にホノボノとした朱色が見て取れた程度
   です。光を反射する時の色合いと光を透かす色合い
   とでは随分と違うことを実感するという意外感=無常
感を演出するものなのでしょう。   

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 無常感を悟ったら対岸の「蓬莱島」に思いをはせる
    ・・・と言う凝った演出ではないでしょうか?


・・・初心者マークのページに最後までお付き合いいただきありがとうございました。
紅葉はまだですが、小石川後楽園には様々なレイアウト上の仕掛けがあります。紅葉真っ盛りになると人混みで沈思黙考して「蓬莱」に思いをはせることも出来なくなりますが・・今なら紅葉をイメージしつつ仕掛け探しを楽しむ事が出来ます。
・・・それにしても江戸の造園師さんには完全脱帽です。洒落ていて、粋で茶目っ気が一杯です。感服しました。脱帽・・で~す。 

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