小石川植物園8月の薬草(volⅡ)

画像

小石川植物園「薬草保存園」のレポート第2回目です。今日もただひたすらにオールグリーンのページ構成になりますが、時には上のような虫たちと草木の交流を捉えたショットもあります。探してみてください。

(注-1)記事中の花名、分類名、生育分布については「標本分類園」の表記を転用させていただきました。
(注-2)写真の掲示方法は次のようにしてあります。
         上段・・①花木の全体図
         下段・・②花(or実)のクローズアップ
(注-3)マークに利用部分と効能を記載
(注-4)マーク部分に「名前の由来」を記載(一部ないものもあります。)


                  オトギリソウ 
画像
画像
      オトギリソウ科 日本(北~琉)、朝鮮、樺太、南千島
              全草 止血、鎮痛、収歛、利尿
「この草からつくった秘伝の鷹の傷薬を他人に漏らした弟を、兄が切り殺したという伝説からついたという。血しぶきが、葉や花に黒点として残ったため」・・以外にオドロオドロしい由来ですが、それだけ貴重なものだったのでしょう。

                    クララ 
画像
画像
画像
         マメ科 日本(本~九)、中国、朝鮮、シベリア
             根部分 健胃、鎮痛、解熱、駆虫
「根の汁をなめると、余りの苦さに、眼がクラクラすることから、眩草(くらみくさ)が転じて」・・マンマです。


                  エビスグサ 
画像
画像
画像
              マメ科 熱帯アメリカに分布
              種子部分 緩下、整腸、利尿
外国から日本に渡来したという意味から、夷草(えびすぐさ)という名が付けられています。


                  カワラケツメイ 
画像
画像
         マメ科 日本(本~九)、中国、朝鮮んに分布
                全草 利尿、強壮、鎮咳
「薬効が漢方の決明(けつめい・エビスグサ)に似ていて、川原に多く自生することから」


                 センダイハギ 
画像
画像
       マメ科 日本(北・本)、東アジア、北アメリカに分布
                茎葉、種子部分 去痰
2説あります。
 ①歌舞伎の伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)にかけられたとする説
 ②船台のそばに咲くからとする説


                  ワレモコウ 
画像
画像
 バラ科 日本(北~九)、中国、朝鮮、樺太、ヨーロッパ~シベリア分布
            根茎部分 収斂、止血
「吾木香といわれ、われ(日本のこと)の木香の意味から」(木香とは、インド産のキク科の植物の根をいい、線香の原料で尊い物)


                    ノイバラ 
画像
画像
              バラ科 日本、朝鮮に分布
            果実部分 止血、健胃
「野山のどこにでも自生している、イバラ(刺の意味)ということから」


                  カワラサイコ 
画像
画像
 バラ科 日本(本~九)、中国、朝鮮、モンゴル、アムール、ウスリー
         根、全草部分部分 解毒、下痢止め
「風邪などの漢方薬の原料であるサイコ(柴胡)の根に似ていて、川原に咲くことから」


                  ツズラフジ 
画像
画像
        ツズラフジ科 日本(本~琉)、中国、台湾に分布
          木部、根部分 利尿、リュウマチ、神経痛


                  アオツズラフジ 
画像
画像
画像
             ツズラフジ科 日本、中国に分布
                根部分 鎮痛、利尿


                タチセンニンソウ 
画像
画像
              キンポウゲ科 東アジアに分布
                根、根茎部分 降圧、鎮痛


                  シャクヤク 
画像
画像
         ボタン科 中国、朝鮮、モンゴル、シベリア東部に分布
              根部分 収斂、鎮痙、鎮痛
             「中国名の”芍薬”を音読みして」


                   ボ タ ン 
画像
画像
                ボタン科 中国原産
             根皮部分 解熱、鎮痛、消炎、浄血
            「中国名の”牡丹”を音読みして・・」


                  ホウキギ 
画像
画像
           アカザ科 ヨーロッパ、アジアに分布
           果実部分 強壮、利尿
          「枝や茎を乾燥させてほうきを作るところから」


                  イブキトラノオ 
画像
画像
              タデ科 日本(北~九)に分布
                根茎部分 抗菌、鎮咳
「岐阜と滋賀に跨る伊吹山に多く自生する独特の種であることから・・(伊吹山は織田信長が薬草園を開かせた歴史もあり、昔から多用な生態系が知られている)


                  ウマノスズクサ 
画像
画像
       ウマノスズクサ科 日本({本~九)、中国に分布
            根・果実部分 解毒、解熱、鎮咳、去痰
「葉の形が馬の顔に似ていて、花後の球形の果実が、馬に付ける鈴に形が似ているから」


                  フタマタマオウ 
画像
画像
           マオウ科 ヨーロッパ~アジアに分布
              全草部分 鎮咳、発汗、解熱
            「春、黄色の花が二股にわかれて咲くことから」

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック